群馬大学医学部生の病院実習!

町田です。

ECMOの勉強でスウェーデンのカロリンスカ大学に短期研修にいっていた鈴木先生が、たくさんおチョコレートとストックホルムを紹介する大きな本をお土産に本日より当院に復帰しました。それ以上に、ストックホルムで学んできた多くのことを教えてもらえることが一番の楽しみです。
研修中の話は後日本ブログで紹介予定です。こうご期待を!


1月8日のブログでも紹介しましたが、1月より群馬大学医学部5年生が2週間2名ずつで当院集中治療科・救急科に実習に来ています。
http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/01/1.html
7月までの約半年間で、一学年の約4分の1にあたる26名が当科にやってきます。(噂では定員オーバーで抽選が行われているとか・・・)

当院は群馬大学出身の医師が多く、またドクターヘリでも基地病院を除き最も多く傷病者を受けていただいている病院であり、また各種教育・研修コースでも一緒にインストラクターとして活動することが多く、切っても切れない大切なパートナーです。だから同校の医学部生が当院を選んで実習していただくことには大きな意義があります。

実習のプログラムは、1週間(日中4日+当直1晩)ずつ救急外来、集中治療室に配属し、主にそこで働いている初期研修医について一緒に学んでもらいます。当直の日は当直医にびったりついて、ほぼ眠れない多忙な当直帯を体験してもらっています。
もちろんまだ医学部生なので直接的な医療行為はできませんが、医学部生としてできる範囲で積極的に診療に参加してもらっています。研修修了の17時半にはもちろん帰宅許可を出していますが、遅くなると閉まってしまう教育研修室のロッカーから荷物を救急外来や集中治療室まで持ってきて残る熱心な学生が今年は特に多く、とても関心しています。

県内では当院当科でしかなかなか体験できない症例、診療などもあり、今年から本格的に学生実習担当に原澤先生にも加わっていただき、学生にとって充実した研修ができるように迎える僕たちも体制をさらに強化しています。特に教育について熱い後輩が多く、学生実習主担当の僕があまりしゃべらなくても当科スタッフ全員で学生を盛り上げてくれています!特にランチタイムには小倉先生を筆頭に後期研修医たちの熱いトークがさく裂し、熱心に将来の進路相談にも応じてくれています。


その2週間の中で必ずおこなっているのが『ドクターヘリツアー』!

ツアーといってもただ見学するだけではありません。ドクターヘリが「空飛ぶ救急治療室」といわれるその意味を延々と説明し、実際にCS室で出来るだけ早く離陸するための様々な情報戦のアイデア、そして屋上ヘリポートに向かいながら現場で戦うために必要なスキルなどを話した後、いよいよ屋上ヘリポートでドクターヘリと対面です。
実際にヘリに乗ってもらい、ヘリ内でできることの限界を体験してもらいます。そして現場で安定化させるその重要性と限界などを説明し、最後は記念写真でおしまいです。


この時期は強風でなかなか屋上にヘリがいないことが多いのですが、今年は全グループの写真を撮ってプレゼントしようと考えています。

将来当院で研修をしてくれる人、県外に出る人などそれぞれですが、当科での2週間の研修が学生時代のいい思い出となり、また将来医師として何かに役立っていただければ本当にうれしいです。

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