WHO(世界保健機関)で仕事をしてきました!vol.1

皆さま、こんにちは。集中治療科・救急科の小倉です。
昨年の秋はスイス→大阪→アメリカ→三重→イギリス→沖縄と飛び回っておりました。中を守っていただけるこの前橋日赤の体制に心から感謝です。
今回、ご報告させていただきますのは、スイス出張とイギリス出張についてです。
 
 
10月下旬、小倉はWHOEmergency Medical Team (EMT) 熱傷災害診療ガイドライン作成Working Groupの仕事で行ってまいりました。
今回は当院形成・美容外科の林部長が日本熱傷学会学術委員会の委員として、そして私が日本熱傷学会の災害ネットワーク検討委員会の委員として参戦してまいりました。

WHOといえば、世界のWHOです。さぞかし凄いところなのでは!?と思いながらWHOに足を踏み入れてみたところ…。そこは完全に事務作業をする場所であって、科学的学術活動をするような場所ではなかったのです。PubMedの文献はアブストラクトのみが読める状況でしかなく、文献の請求は、なんと日本のスタッフにお願いして集めて送ってもらうというやり方で文献を集めて読む…。しかもWHOは御役所ですから9時〜17時で閉館。その後に仕事をしようと思っても追い出される!!しかたなく残った仕事はホテルの図書館でカリカリとやることに…。(笑)

 
たった3週間しかない時間のなか、日本にいる前橋日赤のスタッフに多大なる迷惑をかけながら、350以上の文献を集め、読み、WHOの本部でエビデンスとしてまとめ、ガイドラインのドラフトを作り、提出しました。
あまりの仕事量の多さにとてつもなく疲弊しましたが、皆さまの応援もあり、なんとかやりきることができました。
 
 
さてさて。1130日&121日の本会議までが楽しみですと続けたいところでしたが…。
とんでもないことが起こってしまったので、次回を乞うご期待!笑

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