「平成29年度原町赤十字病院災害救護訓練」に参加しました。

佐々木です。
1028日土曜日、「平成29年度原町赤十字病院災害救護訓練」に参加してきました。
(日本赤十字社群馬県支部Facebookより拝借)
日本赤十字社群馬県支部、原町赤十字病院、前橋赤十字病院、群馬県赤十字血液センター、消防、警察、ボランティア、看護学生の方々が参加し、参加人数は去年より多い300名となったそうです。
今回の訓練は「地域との共創 災害時の連携体制構築を目指して」をテーマに、県内から集まった関係機関同士が連携し、多数傷病者発生事案に対応する訓練を行いました。


訓練の内容は、吾妻郡東部地域を中心とした大雨により、国道沿いで土砂崩れが発生し、それに伴う大型バス等の多重事故が発生した、という想定のもとで行いました。

大型バス等の多重事故により50人近くの傷病者が発生したため、原町赤十字病院では災害対策本部を立ち上げ、多数傷病者の受け入れ体制を整え、現場へ医療救護班を派遣しました。
現場では当院ドクターヘリスタッフとして医師1名、看護師1名が派遣され、原町赤十字病院医療救護班や消防、警察とともに、傷病者の救助、トリアージ、治療、そして全傷病者を原町赤十字病院へ搬送しました。
原町赤十字病院では原町赤十字病院の職員の他、当院から支援に行った医療救護班が傷病者の治療にあたりました。


全体の振り返りとしては、去年よりも全体的に連携が強く意識され、スムーズに傷病者対応が行うことができ、大きなトラブルは起きなかったとのことです。
細かく部門ごとに反省すると、まだ車内に傷病者がいる段階で、全体をざっと見て、どこに赤トリアージの傷病者が多いかを把握し、多いところから救助を始めてはどうかという提案が、当院中村先生からありました。
また、トリアージタグの基本的な使い方が机上の練習ではできるのに、実動訓練となると記載漏れや複写用紙の回収忘れなどが目立ちました。

群馬local DMAT訓練でも実感したことでしたが、今回も消防が搬送を意識して行って頂いたことが、全体でみると良い結果につながったと思います。


今回のテーマである「連携」が強く意識され、非常に有意義な訓練になったと思います。前回よりも今回がより良い訓練となったように、次回は今回の反省を踏まえて、より良い訓練となること、また有事の際にその力が発揮できるように努力していきたいと思います。

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