前橋ドクターカー 6月活動実績

今年度に入り前橋市消防局と3回のドクターカー事後検証会議を行っています。
病院からは消防がドクターカー医療チームに期待するもの、消防からはドクターカー医療チームの活動方針についてお互い積極的に意見を出し合い、少しずつお互いの活動中に発生する心のもやもや感が解消してきている印象があります。

基本的には要請に制限はかけていません。
なぜなら119番で指令課が受ける内容は「一般市民の声」であり、そこに医学的な細かい内容を問うことができません。「緊急性・重症度が高いと判断もしくはよくわからない時は即要請!」の方針は変えず、現着した救急隊が患者さんを診察した結果で「ドクターカー継続」「ドクターカーキャンセル」をしっかり判断することを徹底しています。

確かにドクターカーの活動は事後検証会議を始めてから質が向上している印象があります。
しかし急激にドクターカー要請が減りました。たしかに消防自体への救急要請が減ったことも一因かもしれませんが、ドクターカー要請にならなかった救急車搬送の検証にまだ手が回っていなことも大きな原因になっていると思います。アンダートリアージがないかしっかり見ていくことを、これからの検証内容に加えていけるようにしていこうと思います。


☆前橋ドクターカー 6月活動実績☆

月別要請・出動数
出動種別(上段)、搬送先病院(中段)、傷病分類(下段)

 
 

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