10年ぶりに「多数傷病者受入訓練」を実施しました!

こんにちは。
雨宮です。

少し前になりますが、去る5月20日、群馬県で大規模災害が発生したとの想定で、多数傷病者の受け入れ訓練を当院で行いました。昨年およそ10年ぶりに当院の災害対応マニュアルを改定し、今回はその検証を含めた訓練でした。
災害対策本部

当院では災害時に医療班を現地に、あるいは国や県レベルの災害対応組織に派遣することを想定した訓練や研修にはよく参加しており、また実働もしておりますが、当院自身を対象とした受け入れ訓練はあまり行う機会がありませんでした。
緊急度が一番高い傷病者の初期診療エリア。医師が足りない・・・
前橋消防のご協力の頂きました。
 
昨年の熊本地震では、大きな地震が起こる可能性があまり高くないと予想されていた地域での大規模地震でした。群馬県も大きな災害が起こりにくい地域と言われておりますが、確かなことは言えず、準備を怠ることはできません。


災害時の病院の役割には、本来の入院・外来の診療業務に重ねて、多数の傷病者の受け入れをし、全国からの医療班の派遣受け入れ、近隣病院や保健所への支援、行政機関への医療班の派遣、ボランティアの受け入れ、病院職員の健康管理、輸血や酸素などの医療資源の調達などなど、多くのやるべきことがあります。

それらは平時から想定し、準備をし、訓練を重ねることで洗練され、実働で有効に活動することができるようになります。
また、訓練が終われば終点ではなく、教訓を得、見直すことで意味があるものとなります。
院長、看護部長、事務長にも参加です。

当院はこれからも準備を続け、災害時に有効に動ける組織を目指していきます。


☆前橋赤十字病院ホームページでも訓練の様子を紹介しています☆
 https://www.maebashi.jrc.or.jp/oshirase/details.php?eid=00105

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