患者のもとに医療スタッフを送り込め!~「平成29年度第1回群馬県ドクターヘリ症例検討会」を開催~

町田です。お久しぶりです。5/8ぶりの投稿です。
急に夏のような猛暑になったと思ったら、梅雨の前触れのようなジメジメした天気になったりと、寝不足の僕にはきつい気候の変化です。でもそれに負けないように毎日筋トレして体力を維持しようと思います!それよりも寝た方がよさそうですが。。。(笑)


昨日、今年度初の「群馬県ドクターヘリ症例検討会」を開催しました。
今回も会場の用意した席に全く空きがないほど多くの方々にお集まりいただきました。
 

平成28年度の活動実績の報告に続いて、今年1~3月に出動した5事案について症例検討(事案検討)を行いました。前回に続いて埼玉県ドクターヘリのフライトドクター、そして今回は信州ドクターヘリ佐久のヘリチームの皆様にも参加していただきディスカッションに加わっていただきました。

1事案は消防の現場活動に警察官が協力したおかげで速やかな初療に結びついた症例で、警察とさらに連携強化するためにこれから何ができるかを考える良いきっかけとなりました。(群馬県の警察の皆様とは様々な場面で連携して活動ができてきている印象があります。)

他の4事案はすべて「医療スタッフ派遣」となった事案を取り上げました。
「患者が動かせなければ医療が動けばよい」という先輩基地病院からの教えを実行した重症呼吸不全の転院搬送事案、搬送先が決定しているバイタル不安定な患者の搬送中救急車にヘリスタッフを送り込んだ事案、多数傷病者発生現場に複数の医師を送り込んだ事案など、医療スタッフを患者のもとに派遣するメリット、そのメリットを生かすための上手な運用法について活発な意見交換がありました。

 また日本ではまだまだ少ない銃創に関して、以前にアメリカ合衆国のTrauma centerで働いていた先生より貴重なコメントを頂くこともできました。


本当に多くの方に参加していただき、今年度は第1回から様々な意見交換をすることができました。参加していただいた皆様に心より感謝いたします。

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