『第44回日本集中治療医学会学術集会』に参加しました。

こんにちは、劉です。
札幌で行われた「第44回日本集中治療医学会学術集会」に参加してきたのでご報告いたします。

当科からはなんと9もの参加・演題発表がありました。前橋赤十字病院の名を全国にひろめられたのではないでしょうか。
今年は1万人規模の学会になり会場は4か所に分かれているわ、演題も数が多すぎて正直どこに行っていいのかわからなくなってしまいました。一方で、以前に前橋赤十字病院に勤務されていた仲村先生、菊川先生、土方先生にお会いすることもできちょっとした同窓会気分も味わうことができ楽しかったです。

<当科からの発表>
宮崎先生
・口演:中毒・体温異常・悪性症候群
 座長
・デジタルポスター:外傷・熱傷
 座長
藤塚先生
・デジタルポスター:重症度・予後評価・全身管理
「強酸性温泉水の溺水によるARDSに対するECMO治療の有効性」
小倉先生
・口演:高齢者
「高齢者へのrespiratory ECMO」
小橋先生
・デジタルポスター
「当院における,早期経腸栄養開始プロトコールの適応について」
白戸先生
・デジタルポスター:外傷・熱傷
「前橋赤十字病院での重傷熱傷管理の4年間の成績」
錦見先生
・パネルディスカッション:集中治療におけるPCAS:今一度考える
「心肺停止における体温管理療法前の神経学的転帰の予測:CAST,cCAST scoreの確立に向けて」
佐々木先生
・口演:中毒・体温異常・悪性症候群
「集学的治療を要したトラベルミンR過量服用の一例」


・シンポジウム:人工呼吸器患者の早期離床について
「早期離床プロトコール導入下で人工呼吸器が患者予後に与える影響の検討」
・パネルディスカッション:ICUでのリハビリテーション:「リスク」と「ベネフィット」
「Closed ICUで行う医師主導のリハビリテーションは安全であり,かつ早期の離床を達成できる」
・デジタルポスター:鎮静・鎮痛・せん妄・早期離床
「人工呼吸器は早期離床のRisk Factorであるが,医師主導の離床を行うことで安全は保たれる」

中野院長
・デジタルポスター:教育・専門医・医療経済
 座長
栗原看護師(ICU)
・デジタルポスター:気道・呼吸・呼吸管理
「非挿管下でのECMO治療を気管切開下と比較した看護的考察」

*第27回日本経皮的心肺補助(PCPS)研究会
鈴木先生
「当院における覚醒下V-V ECMO管理」


自分はシンポジウム、パネルディスカッション、デジタルポスターの3つに登場しました。
自分の研究テーマである早期離床は今やかなりの集中治療領域ではかなりのメジャー分野になってきており、研究は今後競争が激化していくと思われます。前橋赤十字病院はその一歩先を行くために日々努力をしています。また、現在、多施設研究が進行中であり日本からのエビデンスが発信できる日もそう遠くはないでしょう。
 
常に先を見据えて、前橋赤十字病院はこれからも走り続けます。

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