2017年11月19日日曜日

前橋ドクターカー 10月活動実績

昨日の群馬県ドクターヘリに続いて前橋ドクターカーも10月の活動実績が遅ればせながらまとまりました。
特に10月は天候が悪い日が続き、この時こそドクターカーの力を発揮することを強く感じました。

ドクターヘリではなかなか実現できていない消防ごとの事案検証会ですが、前橋ドクターカーについては毎月2回のペースで消防と病院で開催しています。
実際に出動した救急隊員、カードクター・ナースから意見を聞くことで、より中身の濃い検証が行うことができており、またその場に参加している若手スタッフに大きな刺激になっています。なにせ、結構ぐいぐい厳しく突っ込んでいきますからね・・・
でも傷病者に本当に有効な早期医療介入ができているか真剣に考えているからこそ、毎回熱いディスカッションになっており、その結果カー要請から病院到着までかなり共通認識で活動ができるようになってきました。

ドクターヘリもやりますよ!前橋は行っています。あと10ある消防局・本部の皆様、病院はいつでも待っています。


<前橋ドクターカー 10月活動実績>
(表をクリックすると拡大して見られます。)

月別要請数(上段)、出動数(下段)
活動種別(上段)、搬送先病院(中段)、疾病分類(下段)
 
 

2017年11月18日土曜日

群馬県ドクターヘリ 10月活動実績報告

11月も半ばを過ぎてしまいましたが、ようやく10月のドクターヘリの活動事績の報告です。大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

10月は特に天候不良により運休する時間が多く、出動件数は10月と同様に天候不良が多かった8月よりさらに少ない63件と今年度最も少ない月となりましたが、実際にドクターヘリが飛行したのは20日だけであったため、運休日を除いた1日平均出動件数は最も多くなっていました。
天候だけにはどうしてもかないませんが、その分を群馬県にある2つのドクターカー(高崎ドクターカー、前橋ドクターカー)と隣県のドクターカー(足利赤十字病院ドクターカー)で一部カバーして対応しました。

11月は晴の日が続いていますが、北風の強い日が増えてきました。いよいよ“上州の空っ風”と戦いが本格的に始まります。


<群馬県ドクターヘリ 10月活動実績>
(表をクリックすると拡大して見られます。)
月別要請数(上段)、出動数(下段)
活動種別(上段)、搬送先病院(中段)、疾病分類(下段)


2017年11月17日金曜日

未来の“グローバル・フロンティア・リーダー”たちへ!~群馬大学での講演会~

町田です。
当科では群馬大学1年生の地域社会実践論という講座を3コマ担当させていただいており、僕と藤塚先生で「救急医療」「災害医療」「ドクターヘリ」について講義(紹介?雑談?)をしています。
また群馬大学には“地域・世界で活躍できるトップリーダーの育成を目指して”実施されている「グローバル・フロンティア・リーダー(GFL)育成プログラム」があります。

この群馬大学GFL育成プログラム「先端研究紹介講座」における講演の依頼を頂き、11月8日に同大学荒牧キャンパスにおいて講演会を行いました。
紅葉の美しい荒牧キャンパス。
学生時代に硬式庭球部の公式戦で来たことがあります!
普段のダジャレなどはあまりさえない僕ですが、今回は夏の僕の講義を聞いて「とても興味深く面白かった」という評価を頂き、学生さんから今回の講演の演者のご依頼を頂いてことはとても光栄に感じました。(こういう声を頂くと“ダジャレをやめなければ”と思うのですがやめられない・・・)

どのようなテーマで話すかとても迷いましたが、将来のリーダー候補の学生が対象ということで救急・災害医療でリーダーとして活動することから得た自分なりの“リーダー論”を、ドクターヘリ、災害医療の経験からお話しさせていただきました。
1時間半という時間でしたが、学生たちの真剣なまなざしと熱意にあっという間に時間が過ぎていきました。何よりも講演の後に30分近く多くの学生より質問を頂きました。

約2時間にわたって学生から発せられるパワーに、まさにいま目の前に「未来のグローバル・フロンティア・リーダーたち」がいることを確信しました。


2017年11月15日水曜日

“ヘリで近くて車で遠い最後の観光スポット”~榛名湖周囲での早期医療介入に向けて~

町田です。
群馬県は海なし県ですが、群馬県の中心都市である前橋、高崎はそれぞれ赤城大沼・小沼、榛名湖という湖沼の観光地を抱えています。ともに赤城山、榛名山といういくつかの山々が集まった山頂付近にあり、周遊道路や温泉などがある観光スポットになっています。

観光スポットであるからこそある一定の割合で事故や急病人が発生し、救急車が出動しなくてはいけない状況が起こります。
この2ヶ所ともにドクターヘリでは10分弱で湖沼上空へ到達することができますが、群馬県ドクターヘリ運航要領ではドクターヘリ着陸のためには消防職員による安全確保が条件となっており、この2ヶ所ともにふもとの消防署から安全確保に向かっても30分以上かかる場所のため運航開始当時から早期医療接触ができない状況が続いていました。
群馬には“ヘリで近くて車で遠い観光スポット”がたくさんありました・・・

その悔しい思いは2年にもブログ(http://drheli-gunma.blogspot.jp/2015/11/blog-post_26.html)で書かせていただきましたが、そこはじっと黙っている群馬県ではありません!
群馬県では、県が定めた「消防職員以外の者によるランデブーポイントの安全確保講習会」を受講した方々の安全確保でランデブーポイントにドクターヘリが着陸できる制度があります。
いままでに県内各地で多くの方に受講していただき、消防によるランデブーポイントの安全確保に時間がかかる地域でもドクターヘリが着陸し傷病者への医療介入が早まる可能性が高くなってきました。
消防職員以外の者によるランデブーポイント安全確保が可能な主な地域

そして運航当初からずっと願い続けてきた赤城山、榛名湖周囲については、まず2年前に赤城山大洞地区住民の皆様、前橋市役所の関係者のご協力を頂き赤城山周囲はクリアしました。そして先日、救急医療の早期提供ができなかった最後の観光地ともいえる榛名湖周囲でこの講習会を開催することができました。
新緑・紅葉、冬のワカサギ釣りと
榛名湖は風光明媚の観光地です。
榛名湖近くの旅館ロビーを使わせていただき、
講習会の座学を行いました。
座学の後は実技訓練を実際に使用する
ランデブーポイントで行いました。

この講習会を開催するにあたっては、榛名湖地域の地区会長様・住民の皆様、高崎市役所の関係者の方々の多大なるご理解とご協力を頂き心より感謝いたします。
この地域がこの講習会により最速で30分以上の救急医による早期医療介入が短縮されます。もちろんこのことは安全な観光地としての観光客の安全と安心のアピールとなるとともに、それ以上にこの地域の方々のいのちを守るためにお役にたてれば幸いだと感じています。


2017年11月14日火曜日

『日本脳神経外科学会第76回学術総会』&『第53回日本赤十字社医学会総会』に参加しました。

センター長の中村です。
10月に参加した学会での発表内容の報告です。


〇日本脳神経外科学会第76回学術総会
10月14日(土) 名古屋国際会議場
<セッション>
シンポジウム:脳外科医が知るべき外傷の初期治療(JATECジョイントセッション)
演題名>
『ER型救急システムのおける外傷初期対応 -蘇生・集学的治療がKEYである-』

<内容>
外傷初期診療において救急科医と脳外科医の連携は必須である.
特に病院前からの医療を行っている医療機関では,病院前からの情報により,早期に脳外科医に情報提供を行い,体幹部の蘇生と共に,神経蘇生も行うことで,脳機能予後も改善できるのではないか.


〇第53回日本赤十字社医学会総会
10月23日(月) 仙台国際センター
<セッション>
一般演題:災害救護・災害医療
演題名>
『群馬県における局地災害に対する試み』

<内容>
関越道バス事故を契機に,群馬県では消防や警察が覚知した後,現場での医療介入が必要であると考えられた場合すぐに基幹災害拠点病院である当院に連絡をする仕組みを作成した.
また,現場救護所での「災害医療現場での多職種連携指針」について発表を行った.



よろしくお願いします.


2017年11月13日月曜日

「平成29年度原町赤十字病院災害救護訓練」に参加しました。

佐々木です。
1028日土曜日、「平成29年度原町赤十字病院災害救護訓練」に参加してきました。
(日本赤十字社群馬県支部Facebookより拝借)
日本赤十字社群馬県支部、原町赤十字病院、前橋赤十字病院、群馬県赤十字血液センター、消防、警察、ボランティア、看護学生の方々が参加し、参加人数は去年より多い300名となったそうです。
今回の訓練は「地域との共創 災害時の連携体制構築を目指して」をテーマに、県内から集まった関係機関同士が連携し、多数傷病者発生事案に対応する訓練を行いました。


訓練の内容は、吾妻郡東部地域を中心とした大雨により、国道沿いで土砂崩れが発生し、それに伴う大型バス等の多重事故が発生した、という想定のもとで行いました。

大型バス等の多重事故により50人近くの傷病者が発生したため、原町赤十字病院では災害対策本部を立ち上げ、多数傷病者の受け入れ体制を整え、現場へ医療救護班を派遣しました。
現場では当院ドクターヘリスタッフとして医師1名、看護師1名が派遣され、原町赤十字病院医療救護班や消防、警察とともに、傷病者の救助、トリアージ、治療、そして全傷病者を原町赤十字病院へ搬送しました。
原町赤十字病院では原町赤十字病院の職員の他、当院から支援に行った医療救護班が傷病者の治療にあたりました。


全体の振り返りとしては、去年よりも全体的に連携が強く意識され、スムーズに傷病者対応が行うことができ、大きなトラブルは起きなかったとのことです。
細かく部門ごとに反省すると、まだ車内に傷病者がいる段階で、全体をざっと見て、どこに赤トリアージの傷病者が多いかを把握し、多いところから救助を始めてはどうかという提案が、当院中村先生からありました。
また、トリアージタグの基本的な使い方が机上の練習ではできるのに、実動訓練となると記載漏れや複写用紙の回収忘れなどが目立ちました。

群馬local DMAT訓練でも実感したことでしたが、今回も消防が搬送を意識して行って頂いたことが、全体でみると良い結果につながったと思います。


今回のテーマである「連携」が強く意識され、非常に有意義な訓練になったと思います。前回よりも今回がより良い訓練となったように、次回は今回の反省を踏まえて、より良い訓練となること、また有事の際にその力が発揮できるように努力していきたいと思います。

2017年11月12日日曜日

「渋川広域消防本部・群馬DMAT合同野営訓練」に参加しました。

中村です.
参加してからだいぶ日が経ってしまいましたが,929日~30日にかけて,渋川消防と前橋消防が開催をした第2回合同野営訓練に参加してきました.場所は,群馬県消防学校です.
我々は,医師1名(中村)と看護師2名,主事2名で参加しました.

他の,参加団体は, ・渋川消防
 ・前橋消防局
 ・VMAT
 ・日本赤十字社群馬県支部
 ・群馬大学医学部附属病院
 ・済生会前橋病院
 ・利根中央病院
 ・渋川医療センター
 ・伊勢崎市民病院
 ・桐生厚生総合病院
 ・群馬県消防学校
で計62名の参加でした.


17時頃,消防学校に到着.自分達が野営するテントを立ち上げました.他の医療機関の協力でどうにか立ち上げることが出来ました.その後は夕食準備です.各団体の持参した机や椅子を並べ外で食事です.
我々は,日赤支部から頂いている災害食(写真)を味わって食べました.ビニール袋にその時に食べるもの(缶等)を入れ,そのビニール袋の中に白い粉(石灰)が入った袋をいれ水を入れます.すぐに湯気が出てきて30分くらいで食事の出来上がりです.

夕食が終わると,狭小空間救護救出活動訓練でした(写真).消防学校内にある訓練施設を用いて行いました.当院滝沢看護師の順番で蛇が出現.このような場合でも冷静な対応が必要であることを学びました.中村は腰痛のため外からの応援でした.



このような訓練は,消防組織とさらに顔の見える関係を作る意味で非常に良い訓練だと思います.普段は行わないCSMの訓練にもなりますし,自分たちのテントを立ち上げる訓練にもなります.
今後は,多くの医師に参加してもらう方針です.

LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...