2017年9月24日日曜日

災害医療と救急医療に境界なし!~「北見救急・災害医療学術講演会」~

町田です。
9月19日に北海道の北見赤十字病院で開催された「平成29年度北見救急・災害医療学術講演会」で講演する機会を頂きました。貴重な機会をご提供いただいた関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
会場の「北見赤十字病院 ミントホール」。

今回の講演に関してはとてもありがたいお話だと思っていた半面で、昨年度までは「北見災害医療学術講演会」という名称で日本の災害医療の高名な先生方がご講演されていたとのことで僕自身すごいプレッシャーを感じていました。
しかしながらここ数年で局地災害や多数傷病者事案に対する経験を重ねていく中で、同じような内容の事案でもその時の様々な要素によって「平時の救急対応の延長」「災害モードを立ち上げて対応」の境界ははっきりしているものではないと感じてきていました。

ただ平時の救急医療の体制がしっかりしていないと十分な災害対応もできないことを確信し、今回は主催者の方々のご配慮で「救急・災害医療学術講演会」という舞台でお話しさせていただきました。

ずばりタイトルは『救急医療と災害医療に境界なし!~災害対応は平時の救急医療の応用である~』です。
 

群馬県は過去に多数傷病者が発生した局地災害対応で病院・消防・警察そして行政すべてが苦い経験をしたことがあります。それに対して群馬県庁のリーダーシップで局地災害対応のシステム作りを行い、いまでは迅速な情報入手、情報共有、病院受入体制の確保、医療チームの出動をかなえられるようになってきました。

過去の経験から学んだこと、群馬県のシステムの紹介、そして何よりも平時の救急医療の強化が大切であることをお話しさせていただきました。
ちょうど北見赤十字病院で来月に局地災害に対する病院受入実働訓練があるとのことで、今回お話ししたことが少しでもお役にたっていただければ嬉しく感じます。


尚、今回の講演には北見日赤の多くの先生方、スタッフの皆様、そして近隣の医師会の先生方、消防の方々にもたくさん集まっていただきました。また3年半前に災害医療に関する講演をさせていただいた網走厚生病院のDMATチームの皆様も会場に来られていました。
集まった皆様のお顔を見てあらためて救急・災害対応は地域一丸となって行うものだと確信しました。


講演会の前には病院ヘリポートやドクターカー、消防ワークステーションンを拝見させていただき、また講演会の後は北見名物「焼肉」の煙を囲みながら楽しいひと時を過ごさせていただきました。

地元北海道での災害医療に関わる講演は今回で3回目になります。
*2014年2月 網走厚生病院 http://drheli-gunma.blogspot.jp/2014/02/blog-post_12.html
*2014年7月 八雲総合病院 http://drheli-gunma.blogspot.jp/2014/07/blog-post_24.html

またこの1か月で3回も地元北海道へ出張する機会を頂き、うち2回でお話をする機会をいただきました(1回は初期研修医セミナーでの講演)。
講演の準備をしながらいま勤務している群馬の地で多くのことを学ばせて頂いていることにあらためて気が付き感謝の思いでいっぱいです。そして微力ですが地元のためにお役にたつことができれば本当にうれしい限りです。

大好きな北海道の広い青空をみて元気をもらいました!

2017年9月22日金曜日

他職種のミッションを知る!~「PhDLSコース」の受講報告~

町田です。
僕は主に外傷診療や災害医療に関わる教育・研修コースにインストラクターとして参加することが多いのですが、先日災害医療に関わるコースに久しぶりに受講生として参加しました。しかも普段直接取り扱うことのない領域について学ぶコースで、めずらしく受講前から受講中まで緊張しっぱなしでした。

僕が受講させていただいたコースは「PhDLSコース」です。
PhDLSとはPharmacy Disaster Life Supportの略で、災害時の薬事について講義やシミュレーション実習をしながら(最後にテスト付き・・・汗)学ぶコースです。
☆詳細は → https://jadm.or.jp/contents/PhDLS/


今回は群馬で初めて開催されるPhDLSコースとのことで、会場も群馬県庁の昭和庁舎(写真手前のレトロな建物)と本庁舎(後ろにそびえる高い建物)の2ヶ所を使って行われました。

災害時のみならず平時の医療でも患者さんを診察して薬を処方することが多い立場でありながら、思った以上に薬の流通や処方箋のルール、処方代の請求、そして薬事に関わる法律など知らないことが多かったです。
普段から薬剤師の方々にとてもお世話になっていたことにあらためて感謝するとともに、災害時は薬の確保から始まり被災者への配布だけではなくきちんと服用もらうかまで考えなくてはいけないことに気が付かされました。

また救護所に薬を取りに被災者がたくさん来られた時、医師の診察まで待っている間に薬剤師ができるトリアージの実技も学ばせていただきました。このトリアージは平時の救急医療の現場でも応用できるように思ったとともに、災害時は様々な場面でつかうことができると感じました。


受講生のほとんどが薬剤師の中で医師の受講生は僕1人であり、さらに聞きなれない用語や法律にややあせりながらも、1日かけて新たな知識を興味深く学ぶことができました。
日本全国からご指導のために群馬に集まっていただいた講師の皆様に感謝いたします。

2017年9月20日水曜日

“ゴジラくるー?”~「統括DMAT研修」の受講報告~

劉です。
978日にかけて東京保健医療大学(東京の立川)で統括DMAT研修を受けてきました。

東京の立川はもし都内で災害が起こったさい、霞が関の機能が消失した場合の予備の対策本部として機能する施設があり日本においては非常に重要な場所であります。かの「シン・ゴジラ」でもゴジラに霞が関を焼け野原にされたあとに使用していました。


あの映画は非常によくできているから良く見るようにとインストラクターがおっしゃっておりました。
息子も「シン・ゴジラ」にはまっており、特に第一形態から第二形態に進化する場面が好きらしく「ゴジラ、しゅんかした?!ゴジラしゅんかした!」と叫びまくっていました。なめまわすように毎日1日数回見た結果、ゴジラDVDは破壊されました。


さて、DMATは災害・事故現場および被災地域にいち早く出動し災害の超急性期から医療を提供する医療チームです。最近ではドラマや漫画でも取り上げられており少しずつ知名度は上がってきているのではないでしょうか。
統括DMATはその中でも1割ぐらいの人しか持っておらず、役割はその名の通り統括、つまり本部の指揮を担う役割です。医療チームといいながらその実情は戦略家です。
県、市、拠点病院のそれぞれに入り病院サポートの体制を作り上と横と下と連携を取りながらその指揮をとる役目を担います。
前橋赤十字病院の名は災害の世界では全国に知られており、その役目の大きさと偉大さを再確認しました。(飲み会で。)


この統括DMAT研修を受けてDMAT研修の時には見えてこなかったものが非常によく見えるようになってきたと感じています。
日本は災害が起こります。日本の歴史は大なり小なり災害との闘いといえるでしょう。今もいつ首都直下型地震、南海トラフ巨大地震が起こるかわかりません。強固な事前準備が必要です。それでもいざ起こった時は、現場は非常に混乱するでしょう。帰ったら妻と息子と災害時はとよくシュミレーションしようかと思います。
でも、地震が起こったら息子はきっと「ゴジラくるー?」と言っていることでしょう。

2017年9月18日月曜日

子供たちの笑顔は最高の元気の源です!~「空の日フェスタ 2017」@群馬ヘリポート~

町田です。
台風がまたもや九州地方に大きな傷跡を残して日本列島を過ぎ去ろうとしています。過ぎた後も強風が残ったり、土砂災害の発生のリスクもあるため、危険が予測される場所には近づかないようにしてください。


9月16日土曜日に群馬ヘリポートで「空の日フェスタ2017」が開催されました。
9月20日は「空の日」と日本では制定されており、全国のあらゆるところでイベントが行われていますが、群馬県でも毎年この時期に群馬ヘリポートで本イベントが開催されています。
台風の接近による天候の崩れや前橋市内小学校の運動会と重なったため、イベントの盛り上がりを若干心配しましたが、今年も多くの方が会場に足を運んでいただいたようです。



僕も3年ぶりに本イベント日にヘリ当番をさせていただきました。
過去の参加ですべて聞けなかった念願の群馬県警音楽隊の見事な演奏を聞くことができたのが本当にうれしかったです。
3年前はヘリ内覧時間がすべて出動とかぶってしまったため、今年は出動もなかったことから3回の内覧時間すべてで全力でドクターヘリの案内をさせていただきました。家族や友人、県内病院関係者の方々が会場に来て声をかけていただきました。また多くの方々に「ドクターヘリ、応援しています!」「頑張ってください!」「体に気を付けて!」というような激励やねぎらいの言葉をかけていただき本当にうれしかったです。

イベント中にはドクターヘリの大先輩である群馬県警察航空隊、群馬県防災航空隊によるデモフライトもあり、力強い救助活動の様子に会場からは大きな拍手と歓声が沸いていました。僕も素直に「かっこいいな~」と見とれていました!
群馬県防災ヘリ「はるな」
群馬県警察ヘリ「あかぎ」

ドクターヘリも今年初めて日本赤十字社群馬県支部のブースの横でパネル展示をさせていただき、フライトスーツを着て記念写真などのイベントも行いました。
 
今日で最終回を迎える「コード・ブルー」の影響も強いようで、「子供がファンです」「家族でドクターヘリにはまっています」などの声も聞かれました。(子供より母親が興奮している姿も・・・笑)
ドラマやこのようなイベントでドクターヘリを少し身近に感じていただき、そしてその仕事にあこがれる子供たちがいることは本当にうれしいことです。今回も目をキラキラさせたたくさんの子供たちとお話をしたり写真を撮ったりしながら、僕がいっぱいいっぱい元気をもらうことができました。そして何よりもその子供たちの期待を裏切らないように一層の努力をするとともに、いつまでも空の憧れでいられるように頑張ろうと思います。


ちなみにイベント終了後、日没時間をかなり意識しないといけない時間帯の要請がありましたが、運航クルー、通信指令センター、現場救急隊、ランデブーポイント支援隊、そしてヘリ着陸場所の安全確保を協力していただいた病院関係者の皆様すべての連携により、日没時間ギリギリに患者さんとともに戻ってくることができました。
これからもドクターヘリに関わる全ての関係者のチームワークももっともっと高めて、いろいろな形で皆さんがドクターヘリに関わる機会があることを伝えていきたいと思います。

2017年9月17日日曜日

川西赤十字病院の診療支援に行ってきました!

皆さんお疲れさまです。内海です。
この度、長野県は佐久市にある川西赤十字病院へ9月4日から8日の一週間お手伝いに行ってきました。

川西日赤は本当に田舎にあり(笑)、浅間山が間近に見える山の中にあり、非常にいいところでした。病床は全部で83床と少なく、主には他院からの患者さんが自宅や施設に帰るまでの療養病棟で、その中に急性期病床がいくつかあるという感じの病院でした。


主な仕事は病棟の患者さんの主治医をしながら、内科外来、健康診断、救急車の対応をすると非常にタイトなものでした。普段は本当に平和な(笑)そうですが、私が行ったときには、持病が悪化して呼吸・循環にトラブルを抱えた患者さんがきたり、脳血管疾患疑いの方を3次医療機関へ転院させたりと非常に忙しかったです。

ホームの前橋日赤とは違い、検査や治療が制限される反面、いつも以上に患者さんから身体初見をとったり、病歴を念入りに何度も見直したりと、物がない中で必死にやれることを目の前な患者のために考え、本当にお手伝いに来たのですが、いろいろ学ばせていただいたいい機会でした。

またCOPDや高血圧症、糖尿病など慢性疾患の管理をさせていただいたことも、自分の知識のブラッシュアップにもなり非常に良かったです。


この経験を活かして、今後もホームの前橋赤十字で頑張らせていただきます。



<おまけ>
実は2016年1月に妻の江里加先生が支援に入っています。
その時の様子は → http://drheli-gunma.blogspot.jp/2016/03/blog-post_18.html



2017年9月14日木曜日

平成29年8月度群馬県ドクターヘリ活動実績を更新しました。

Web担当の伊藤です。

台風18号は非常に強い勢力を保ちながら沖縄の南から北上し、沖縄県宮古島市での雨量はわずか一日で観測史上最大となる533ミリを記録したそうです。この影響により、宮古島市で全世帯の8割以上にあたる1万9270戸が停電しているとのことですが、この後も台風18号は非常に強い勢力を維持したまま、16日からの3連休、日本列島を縦断するおそれがあると予想されています。

群馬県内の小学校では、16日の土曜日に運動会開催を予定しているところも多いと思います。大きな被害が出る前に、的確な中止の判断がなされることを心より願います。
また、宮古島につきましては、大雨による被害のお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧を心からお祈り致します。

群馬県は毎日三十度超えの真夏のような日々が続いています。
本日は真っ青な空が広がっていたので、病院屋上にドクターヘリが待機していたらカメラにおさめてブログにアップしようと思っていましたが、1日中、その姿を見ることも、音を聞くこともありませんでした。

代わりに使用したランデブーポイントに公開した写真を掲載いたします。





http://www.gunma-redcross-icuqq.com/dr-heri/content05.html

2017年9月12日火曜日

「横浜ITLS Pediatric Course」で指導してきました。~外傷から子供を守る!~

町田です。
8月が涼しかったせいか9月の日中のちょっとした蒸し暑さだけでも体のしんどさを感じる今日この頃です。日の入りも早くなってきて「秋の夜長」を楽しみたいところですが、いまはさっさと仕事を終わらせて1分でも早く寝床に入りたい日々です・・・

 
 
前回は西村先生より「北海道ITLS Advanced Course」の受講について報告してもらいました。
病院前の外傷患者の初期対応についてよりアドバンスな考え方で学んでもらうように僕も指導者として参加しました。コースでは高齢者や妊婦を含めてほぼ成人患者が対象でしたが、その中で30分だけ小児外傷の講義を担当させていただきました。
もちろん小児外傷をたった30分の講義だけでは伝えられるわけはありません。そこで小児外傷に特化した病院前診療を学ぶ「ITLS Pediatric Course」というものがあり、実は釧路のAdvanced Courseの半月前に横浜で開催されたコースに指導者として参加しました。会場は外傷診療に携わるものであればだれもが知っている済生会横浜市東部病院でした。

小児外傷は成人に比べて頻度が少なく対応する機会は少ないのですが、いざ来た時にはきちんと診療できないといけません。「小児は特殊だ!」という抵抗感を持った時点で負けです・・・救急医は小児から高齢者まで構わずみなくてはいけなません。

とはいえ、「頭が大きいので頭部外傷が多い」「バイタルサインが成人と異なる」「呼吸・循環の予備能が少ない」など、成人とは異なる小児ならではの特徴もたくさんあります。
また、「怖がっている子供からいかに所見をとるか」「家族とのかかわりをどのように保つか」「虐待の疑いはないか」など、観察に一工夫が必要なこともたくさんあります。

このような知識や技術を2日間かけて学ぶコースが「ITLS Pediatric Course」となっています。


自分自身も決して小児外傷を見る頻度は多いとは言えませんが、それでもドクターヘリ・カーで出動した時に重症小児外傷に対応することがあり、小児における様々な知識がその時に出てくるかどうかで処置のスピード、決断力に大きく影響が出てきます。
子供はますますスピードも求められるため、臨床経験で不足分を積極的にコース指導に参加して常に頭の中の小児外傷の引き出しを開けておくようにしています。


子どもはみんなにとって大切な宝物です。
小さな命に詰まった大きな希望を守るために、日々の努力を怠らない様にしていきたいと思います。
それと同時に周囲の大人に「事故の予防の大切さ」を啓蒙し続けていきます。
僕は子供をチャイルドシートに装着していない家族には、たとえ後で苦情が来ようとも本気で怒りますよ!

2017年9月10日日曜日

「北海道ITLS Advanced Course」を受講してきました!

お久しぶりです。西村です。
92日~3日に北海道釧路市でおこなわれた「北海道ITLS Advanced course」を受講してきました。

ITLSとは、“International Trauma Life Support”の略で、病院搬入前の外傷処置教育訓練コースです。
もともとはアメリカで始まったコースであるので、基本はJPTECと同じですが、病院前でも救急救命士が挿管やルート確保、緊急脱気といった手技が行え、そういった内容も訓練に含まれています。
当院からは毎年インストラクターとして参加している町田先生と、受講生として佐々木先生、西村の3人で参加してきました。


コースは2日間あり、座学のほか、交通事故、転落(墜落)、喧嘩で刺されたなど様々な外傷を想定して実技訓練をします。実際に車を使って患者を救出したり、階段に倒れている、瓦礫に下半身が埋まっているなどの設定もありました。
チームは31組で順番に隊長をやりますが、ITLSの特徴としてチームワークをとても重視しており、隊長が酸素投与、頸椎カラー装着を忘れていたとしても、隊員から「やりますか?」と声をかけてくれるという点が面白く、いかにチームとして効率よく、迅速に患者を搬送するか、ということを学びました。
また毎回の設定で患者が急変するのですが、今後起こりうることは何なのかということを常に意識しながら患者の観察を行うということの大切さも学んできました。


今回のコースを通じて、今後ドクターカー・ヘリで現場へ出ていく予定の僕としては、病院前でのよりリアルな活動を訓練として学ぶことができ、大変有意義なものでありました。
また、参加者は医師より看護師・救命士のほうが多く、2日間を共にし、様々な話ができ、たくさんの刺激を受けました。同じチームだった2人とは、たった2日間ですが、一緒に活動したいと思えるくらい信頼できる関係になれたと思っています。

もちろんせっかく北海道に行ったので懇親会ではおいしい海鮮料理をいただき、”偶然にも”その日は釧路で花火大会があったので、夜空を見上げながら全国から集まった救急科医・看護師・救命士と熱い話をしてきました。
そこが一番の想い出かもしれません笑。


余談ですが、一応最終試験には僕も佐々木先生も合格し、またその中でも特に成績が良かった人に与えられるIPInstructor Performance)というインストラクターコースの受験資格を2人ともいただいてきました。
北海道まで行くことを許してくださったセンター長とインストラクターの町田先生の顔に泥を塗らずにすんでよかったです笑。

 
今回得た知識・技術を現場に活かし、また今後はインストラクターとしてITLSに参加したいと思います。

2017年9月9日土曜日

群馬県ドクターヘリ 8月活動実績

9月9日は「救急の日」です。
救急医療や救急業務に対する正しい理解と認識を深め、救急医療関者の意識の高揚を図る目的で設定されたようです。そして今日を含む1週間は「救急医療週間」となっています。
といって特別いつもと変わることをするわけではありませんが、あらためて1人でも多くの傷病者の救命・社会復帰を目指して日々の努力をしていきたいと思います。

ところで日没がどんどん早くなってきていて、いよいよ18時を切るようになります。
群馬県ドクターヘリは日没30分前(最大17時45分)までが要請受付となっており、この時期は日々要請受付終了時間が早まっています。
早期要請および現場での迅速な活動がさらに求められる時期になってきました。ちなみに時間ギリギリではヘリは医療スタッフのみを現地に送り込んで帰還する場合もあります。それでも早期医療介入が達成できるのであれば積極的に時間ギリギリまで出動スタンバイしています。
ときどきフライトスーツを着て電車にのっている医療スタッフの姿を見かけることがあるかもしれませんよ・・・
日没と置き去りを意識しながら出動する時期です(^_^;)


☆群馬県ドクターヘリ 8月活動実績☆
上段:月別要請数 下段:月別出動数
上段:活動種別 中段:搬送先病院 下段:疾病分類



2017年9月7日木曜日

前橋ドクターカー 8月活動実績

今年の8月はあまり暑くなることなく、気が付くと9月も1週間を過ぎようとしています。
昼間はまだ少し蒸し暑い時もありますが、夜は窓を開けると少し肌寒く感じることもあります。昼と夜の温度差に体調を崩さないように気を付けてください。

今年度はドクターカーの要請がやや少なめですが、前橋消防と基地病院で全例事後検証会議を重ねてきており、現場で救急隊とカースタッフがかなりの部分で共通の認識で活動ができるようになってきています。
さらにドクターヘリ、前橋ドクターカー、高崎ドクターカーが一体となってますます“オール群馬”で病院前活動ができるように、これからももっと話し合いなどの機会を重ねていきたいと考えています。

ドクターヘリ、ドクターカーは勝手にそれぞれが活動すればよいものではありません。
その地域のMedical controlのもとで・・・つまり病院前診療については「群馬県全体のMedical controlのもとで!」という意識が大切です。



☆前橋ドクターカー 8月活動実績☆
上段:月別要請数 下段:月別出動数
上段:活動種別 中段 搬送先病院 下段:疾病分類

2017年9月6日水曜日

判断力、機動力、チーム力が命を救う!~「臨床研修医ワークショップ@帯広」~

町田です。
先月末に夏休みをいただき地元北海道でのんびりしてきました。その期間中に帯広で開催されていた「JA北海道厚生連 臨床研修医ワークショップ」の特別講演に講師として参加させていただきました。
会場の帯広厚生病院
 
北海道の各地から集まった初期研修医の先生方に対してどのような話をすればよいかいろいろ悩みましたが、自分がドクターヘリや災害医療の経験した中から「患者や被災者の方々とどのようにかかわっていくのか?」を一緒にかんがえてみようと思いました。
そこでテーマは「判断力、機動力、チーム力が命を救う!」とさせていただき、医師として何ができるか?そのためには何が必要か?約1時間お話をさせていただきました。

 
患者さんはつらいので病院に来ます。そのつらさを和らげてあげるのが医療者の一番の役割であり、そのために医療スタッフが同じ目的のために協力していかないといけません。
患者さんに対して何ができるか判断し、その判断に対して迅速に行動に移し、チーム一丸で対応する・・・言葉で書くには簡単なことですが、実行するためにはいつもいつも繰り返し行わないといけません。そのことを繰り返すことによってはさらに決断力、技術、そしてリーダーシップが備わっていくと僕は思っています。
 
そんなまったく学術的な要素はなく精神面を前面に押し出した講演となってしまいましたが、講演後に多くの先生方からご質問を頂いたり、その後の懇親会では日付が変わるまで盛り上がりました。
 
 
地元になかなか貢献していませんが、このような機会をいただき北海道で活躍している若手の先生方に刺激を与えることで少しでもお役にたつことができればうれしく思います。
尚、次は9/19に北見で救急・災害医療に関してお話しさせていただきます。関係者の皆様、よろしくお願いします。

今回の講演で僕を推薦していただいた福士さんと
座長をしていただいた山本先生とともに・・・



2017年9月4日月曜日

堀口先生、ありがとうございました!

2015年2月より当科の仲間に加わって堀口真仁先生が、8月いっぱいをもって地元の京都に異動することとなりました。

 

もともと集中治療や循環器領域の専門知識が豊富で、さらにニューヨーク大学での留学のご経験もあり、多くの知識や物事の考え方を当科スタッフにたくさんご教示いただきました。
堀口先生にはICUでの集中治療、入院患者のマネージメントに加えて重症緊急患者の初期対応や病院前病院前救急診療も学んでいただきました。



次も京都の救命救急センター勤務とのことで、当院で学んだことを思う存分生かしてさらなる日本の医療の発展に貢献してください。またどこかでご一緒できる日を楽しみにしています!
約2年半にわたり本当にありがとうございました。

2017年9月3日日曜日

「第5回日本災害医療ロジスティクス研修」に参加しました!

藤塚です。
ここ最近は非常に多くの災害訓練等に参加させていただいており、超急性期から慢性期における災害対応の在り方を自分なりに模索しているところです。

そんな中、今回岩手県で4日間に渡り開催された「第5回日本災害医療ロジスティクス研修」に参加してきました。
コーディネート業務を行うにあたり、ロジスティックの内容や活動ができればよりよくマネージメントができるなと最近強く感じており、今回このような機会あり、全国から応募も多かったようであるが、運よく参加することができました。
今回一緒に活動した仲間。ありがとうございました!


この研修で、ロジスティクスの基礎である、衣食住・情報収集、発進方法等々、多くのことを学ぶことができました。
なかでも最終日は実践型研修であり、実際にレンタカーを使用して、目的地まで行き、通信機器を立ちあげ、活動空間を作り上げ(簡易トイレを設置したり…)、食事も作り、寝泊りし、と… その他我々に与えられたミッション(本部活動でしたが、内容はあまり詳細には書けませんので)に対応していきました。
保健所にて各専門職が集まった定例会議
ラップポンという仮設トイレを設置

すごく実践的であり、非常に多くのことを得ることができました。また、災害対応のスペシャリストのコントローラー・インストラクターの方からも色々教えて頂き、とても充実した4日間でありました。


また今回の研修で栄養士の方々とも共同し、災害時における食事について、これまであまり深く考えることがありませんでしたが、非常に勉強になりました。
どうしても非常食が多くなり、炭水化物が多く、たんぱく質等がうまく取れていない。野菜ジュースが補充に適しており、野菜ジュースと米パックで簡易オムライスができる、などふむふむと考えさせられるようなことを聞くことができました。


いつ何時起こるかもしれない災害に対し、みなをうまくまとめながら動けるように、今後も努力していきたいと思います

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