どこに行っても仲間がたくさんいます!~コース指導での出会いに感謝~

町田です。
毎年秋に前橋市内のとある高校の救命講習会で、1年生全員に胸骨圧迫とAEDについて指導を行っています。
もともとは前橋市医師会から中野前センター長(現院長)に依頼があり前橋市消防局のご協力を頂いて12年前に始まりましたが、中野先生からコースディレクターの任務を引き継いで6年目・・・今では240名の生徒に対して群馬県のみならず近隣県から90名近い方々が、生徒と教員への指導のために集まってくれています。


年齢とともにこの業界で知り合いも増えていきますが、逆に交流する人々のすそ野が狭くなっていくことも感じています。これは仕事における立場上、年々このような傾向になるのは仕方ないと思っていますが、救急医になったばかりの頃にいろいろしりあった方々とも疎遠になってしまうことが増えてきました。
しかしこのような一般市民対象の講習会では、外傷・災害などの専門分野にとらわれず様々な病院や消防の方々が指導者として集まってきます。救急救命士さん以外の消防職員の方、他の病院の一般病棟の看護師さん、リハビリテーションの方々など、多くの方と知り合うきっかけや定期的に顔を合わせる大切な機会になっています。
 

先日ドクターカーで出動した時に、ドクターカー用救急車と現場対応救急車に上述したコースの過去のコースコーディネーターがのっていて、かつ搬送先病院ではコースで知り合った4名の看護師さんに対応していただきました。
現場での活動や他病院へ搬送した時も、アウェイな雰囲気を感じさせない人間関係の構築こそ市民を守る地域医療にとって大切な要素だとつくづく感じました。

ちなみにその後に当院でうけた救急車には今年度の上述したコースのコースコーディネーターがのっていました。1日でここ3年のコースコーディネートと一緒に活動するとは・・・仲間に恵まれている環境に心から感謝です。


今年度の前橋市立前橋高校救命講習会(BLS&AEDコース)は1週間後に開催です。本コースのことはまた後日詳細にお伝えします。

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