「山の日」に思う・・・~日航機事故から31年~

昨日8月11日は「山の日」という新しい祝日でした。夏休み中の子どもたち、休みほど忙しい救命救急センターにとっては、本音を言うとある意味ありがたみの少ない祝日に感じてしまいます・・・


群馬県で救急・災害医療に携わっているものにとって、この時期になるとかならず日航機事故のことを考えます。
昭和60年8月12日にジャンボ機が群馬県多野郡上野村の高天原山の尾根(通称「御巣鷹の尾根」)に墜落してから31年がたちます。この事故により520名の尊い命が失われ、毎年この時期になると慰霊の式典や登山がおこなわれておます。
またこの事故にはその当時の当院医師、看護師が災害医療に携わっており、その時の先輩方の経験がいまの当院の災害医療への取り組みの根底に流れています。

最近ではドクターヘリの事故のニュースもありました。幸い大きなけが人は出ませんでしたが、あらためて航空医療に携わる者として空の安全を守るために最大限の努力をしていくとともに、災害医療の発展のために一層の努力して行かなければいけません。


残念ながら山の日には多くの山の事故がありました。
航空業界、医療業界のみならず市民一人一人が山の安全を守ることを忘れないように、来年以降もこの山の日に何か思いをはせていただければと思います。

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