災害救護研修指導 その1 「DMAT技能維持研修」

町田です。
高校生まで過ごした北海道は「台風はほとんど来ない」という思い出でしたが、今年は何度も北海道に台風が上陸しています。また茨城、栃木県の北関東でもゲリラ豪雨の影響で川の氾濫、土砂災害が頻発しています。一昨年の広島市、昨年の常総市のことを思い出し胸が痛くなります。
明らかな日本の気候がおかしくなっている気がします。これ以上の大きな被害が出ないことを心より祈っております。


相変わらず病院に不在がちで申し訳ありません。
この1週間は災害救護研修の指導者として中村センター長とともに2つの研修に参加していました。

その報告の第一弾は8月16,17日に茨城県県南生涯学習センター(土浦市)で開催された「DMAT技能維持研修」です。

東日本大震災以前より日本DMAT研修に関わらせていただき、その震災を前後で研修の中身の改定が行われていました。そしてその後も様々な災害対応がありましたが、何一つ全く同じ災害はなくそのたびに新たな経験を得ています。

僕の個人的感想ですがDMATの災害対応については、絶対に変わらず重要視しなくてはいけないところがあり、それに加えて新たに学ばなくてはいけないことがたくさんあると感じています。

大切なことは知識と技術をブラッシュアップしていくことです。そのために日本DMAT隊員を対象とした技能維持研修がおこなわれています。(ちなみに日本DMAT隊員の資格更新のためには5年間で最低2回の技能維持研修を受講しなければいけません。)
今回は指導者として本コース参加させていただきました。


本部運営や病院支援&受援に関する机上訓練、また今月6日に行われた政府訓練の報告など、内容はかなり充実としたものでした。
受講生はすでにDMAT隊員ではあるため、新たな発見や知識の習得をしていただくために、今までの知識や経験をフル動員して指導しなくてはいけませんでしたが、受講生とともに考えていきながら僕自身も新たな発見や知識のブラッシュアップを行うことができました。


またほかの指導者の方々と熊本地震対応や政府訓練の情報交換ができたのこともとても大きな収穫でした。

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