災害医療研修に継続して参加することの大切さ。

町田です。
熊本地震の対応で全国から集まった医療スタッフ・チームによる活動が続いています。当科白戸医師も熊本赤十字病院で医療支援を行っています。

先週末から今週にかけて災害医療研修にインストラクターとして参加しています。
先週末は2日にわたって北海道で開催されたMCLS(Mass Casualties Life Support)コース、今週は立川で開催されている日本DMAT(Disaster Medical Assistant Team)隊員養成研修です。

MCLSコースでは主に局地災害対応について学びます。
今回は地元の北海道での開催でしたが、残念ながら群馬県で多発している主に交通事故による多数傷病者対応での経験をまじえながら、主に警察や消防関係者の方々と現場での医療チームとの連携について考えていきました。
ちなみに会場になった小樽市立病院前の桜が満開でした。

日本DMAT隊員養成研修では広域災害対応についても学びます。
阪神淡路大震災をきっかけにつくられたDMATも20年を超えて、東日本大震災など様々な災害を経験するたびに研修内容も定期的に改定されています。その改訂内容は今回の熊本地震対応にも生かされています。
当科には本コースのインストラクターが3人(中村センター長、宮崎部長、町田)いて、昨年度からは雨宮副部長、今年度からは藤塚副部長、小倉医師がインストラクターに向けてタスクとして参加します。このようなコースは常に変化、進化しています。そのことにしっかりついていくためには指導者として参加することが一番です。


引き続き熊本地震対応を行いながら、いつ起こるかわからない局地災害にも迅速に対応できるような準備をおこたらず、このようなコースに病院として継続して参加していこうと思います。

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