まだまだ医療も消防もレベルアップが必要・・・(群馬県ドクターヘリ4月活動実績速報付)

町田です。
ここ数日、熊本地方で震度4クラスの余震の頻度が増えています。まだまだ被災地では避難生活を起こっている方々が約1万5千名ほどいらっしゃるそうです。現地の復興と被災地外からの支援のバランスをうまく図りながらの息の長い支援が必要となっています。
本日、集中治療科・救急科から7人目の熊本地震災害救護活動のためスタッフ派遣を行います。白戸医師が『熊本赤十字病院医療スタッフ支援』として約1週間活動してきます。現在、日赤群馬県支部第5救護班(原町赤十字病院医療救護班)が現地で活動中です。余震や雨による2次災害に気を付けて活動してきてください。


前橋ドクターカーの業績の伸びに反比例するがごとく、2016年度のドクターヘリ活動は様々な難題に直面しています。

天候がいまいちで出動できなかった日も多かったのですが、現着前要請率、現場滞在時間のさらなる改善のために消防・医療スタッフともにさらなる努力が必要です。重症の可能性を見抜いていち早く要請をかける通信指令課員の判断や傷病者観察で致命傷になりうる損傷を見ぬいて適切な処置を行う救急救命士の活動を振り返る機会が必要です。また、医療スタッフもヘリ同乗研修中を理由に現場滞在時間が延長されることは決して許容できるものではありません。
もっともっと全国には高いレベルの活動をおこなっている基地病院があることを忘れずに、消防・医療が一緒に活動の振り返りを行っていきましょう。いつでも消防局・本部に足を運ぶ準備はできていますよ!今月開催の群馬県ドクターヘリ症例検討会でもTotal Pre-Hospital Timeもついてもとりあげりょうと考えています。


<2016年4月 群馬県ドクターヘリ活動実績>
 
上から消防別要請・出動数、搬送先病院、疾患分類
(クリックすると拡大して見られます)
 

5,000件無事故出動まであと15件・・・
GW中は風の強い日が続いていました・・・
今年もなんだか天気の異変が続いています。
 

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