前橋赤十字病院 高度救命救急センターの2015年度実績です(速報値)。

ただいま中村センター長、滝沢看護師、太田主事が阿蘇医療圏で、小倉医師が熊本赤十字病院で支援活動中です。医療救護班、小倉医師ともに来週初めまでの支援の予定ですが、当院では引き続き派遣チームの準備をしています。当院以外からも、当院OBの高橋先生がDMAT事務局の支援に入り、群馬県の医療派遣チームとして群馬大学医学部附属病院チーム、DMATロジスティックチームとして館林厚生病院の放射線技師さんが熊本で活動中です。オール群馬で熊本をサポートしていきます!
小倉医師からの報告では、ご自宅が被災されているにも関わらず患者さんのために病院スタッフの方々が働き続けているとのことです。少しでも病院スタッフの方々が休息できるように支援スタッフの皆様も安全に気を付けてガンバってください。


2016年度も早いもので3週間が過ぎました。
新しく来たスタッフに空き時間を使って「病院前外傷診療(救急隊が何を行ってくるか)」「重症外傷初期診療(救急外来で救急隊から引き継いだ患者を院内ルールにのっとりいかに迅速な診療を進めていくか)」などのシミュレーションを行いながら、ER,ICUですでにいちスタッフとして活動してもらっています。
3月からドクターヘリと同時待機可能となったドクターカーは、4月に入っても1日1件以上のペースで要請を頂き、今最も伸びていく領域だと感じています。また学生実習やたすき掛け初期研修など、積極的に未来の医療を担う若者との交流も盛んに行っています。
カー・ヘリドクター・ナースの育成も同時進行中!
実習・研修生のドクターヘリ見学!

2015年度の当院救命救急センターの実績報告です。(あくまで速報値でこれから病院ホームページや年報などで正式に発表されると思います。)

<高度救命救急センター実績>
(クリックすると大きく表示されます)
救急外来患者数、救急車搬送人数、救急入院患者数などは昨年度も増加していましたが、プレホスピタルの活動実績は減少しました。

<基幹災害医療センター実績>
①関東・東北豪雨:常総市水害対応
 ・日赤医療救護班 第1班 : 9/13-16
 ・日赤災害コーディネートチーム 第1班 : 9/13-16
 ・日赤災害コーディネートチーム 第2班 : 9/19-21
 ・日赤こころのケアチーム : 10/10-13
②上信越道多重衝突事故(2015年11月18日)
・DMAT 2チーム
 ドクターヘリ : 医師 3人
 ドクターカー : 医師 1人、1看護師 2人、業務調整員 1名
③軽井沢スキーバス事故(2016年1月15日)
・DMAT 2チーム
 ドクターカー1 : 医師 2人、看護師 1人
 ドクターカー2 : 看護師 1人、業務調整員 3人


実績に関しての細かいコメントについては、また落ち着いた時点でブログに報告する予定です。
2016年度はスタッフ数に恥じない実績を残せるように、関係各機関と協力しながら真面目に毎日を頑張ろうと思います。


<訂正>
4/16,18,19,21のブログにおいて、東日本大震災の際の日赤医療救護班の呼称に合わせて「前橋赤十字病院初動救護班(DMAT)」と記載していましたが、今回は日赤医療救護班とは別扱いとして「前橋赤十字病院DMAT」と記載することとなりました。
尚、このことによってり特に記載内容が変わることはありません。また、DMATと日赤医療救護班が全く別に活動するという意味ではありません。当院はつねに災害対応の超急性期から慢性期まであらゆる機関と協力しながら災害救護活動を続けます。

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