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11月, 2015の投稿を表示しています

代替手段の確保がカギとなります!~日没時間が短くなりました。~

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町田です。 群馬県ドクターヘリの要請受付終了は最大17時45分で運用していますが、運航規則の都合によるり日没が短くなる時期は日没時間30分前まで(例:日没時間17時30分⇒要請受付終了17時00分)にしています。 実はこの時期が一番日の入りが早い時期になっています。 昨日はドクターヘリ当番でしたが、朝のブリーフィング(その日のクルーで行う運航開始前ミーティング)で「今日の日没は16時29分」と確認したときに「いよいよ待機終了が16時を切ったな~」と感じました。尚、12月5~8日の4日間が最も要請受付終了時間が早く『15時58分(日没16時28分)』となっています。 ちなみに日の出は1月5~10日が最も遅く、朝寝床から出るのがつらい時期はまだまだ続くようです・・・ 朝が冷え込むこの時期からはさらに空がきれいに広がっています! 実は交通事故は夕方の16~18時に最も多く発生しています。日が長い時期であればその時間に重症者が発生した交通事故に対してドクターヘリが出動できますが、この時期は最も交通事故が多い時間に空路での出動はできません。 当院では日没が早まった時期にドクターヘリ補完事業として前橋市消防局の救急車で現場に出動するドクターカー運用を行っています。しかしながら前橋市以外のエリアには原則出動できず、高崎にあるドクターカーも17時までで運行終了であるため、日没時間が早まったこの時期はとても「攻めの救急医療」が行えにくい時期になっています。 このようにドクターヘリが使用できない時の、エリア、時間の枠を取っ払った代替手段の確保が、急に夕方暗くなるこの時期の交通事故から傷病者を救命するためのカギの一つです。そしてそれをかなえるためには基地病院スタッフ一人一人の「1人でも多くの命を助けたい」というモチベーションにかかっています! 日没まで1時間を切ったところで県で最も遠い地域への到着。 患者の状態、救急隊の動きとともに時計の針を気にします・・・ 傷病者を搬送し日没2分前に群馬ヘリポートへ帰還しました。 尚、明日12月1日~群馬県防災ヘリが定期点検(耐空検査)に入ります。今年は何年かに1度の大きな点検とのことでなんと3か月間の運休期間が発生します。 いままでは重複要請や多数傷病者事案に積極的に防災ヘリドクターヘリ的運用やコラ

『埼玉県及び群馬県ドクターヘリ広域連携にかかる事例検証会』が開催されました!

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町田です。 平成23年7月1日に始まった北関東(群馬県・栃木県・茨城県)ドクターヘリ広域連携に続いて、今年3月25日から群馬県・埼玉県ドクターヘリ広域連携試行事業が始まり8か月が過ぎました。今日までに埼玉県ドクターヘリが群馬県に9件、群馬県ドクターヘリが埼玉県に10件出動しています。 群馬県との連携に尽力していただいた埼玉県医療整備課の皆様のおかげで、昨日埼玉医科大学総合医療センター(川越)において『埼玉県及び群馬県ドクターヘリ広域連携にかかる事例検討会』が開催されました。 会場には広域連携エリアの埼玉県9消防・群馬県4消防、朝日航洋、基地病院である埼玉医科大学総合医療センター・前橋赤十字病院、さらに深谷赤十字病院から参加がありました。また埼玉県医療整備課、群馬県医務課に加え、栃木県医療政策課、茨城県医療対策課の方々も参加され、最終的には60名を超える方々が集まりました。 今回は初回ということでお互いが隣県に出動した際に、消防、運航会社、基地病院が活動で何か困ったことがなかったか主に連携に焦点を当てた検証会になりました。 埼玉県からは秩父消防より5事案、群馬県からは太田市消防1事案、館林地区消防2事案、多野藤岡広域消防3事案の計6事案の発表がありましたが、どの発表にも両県からたくさんの意見がありとても活発なディスカッションとなりました。 一つ確実にわかったことは、埼玉県・群馬県両県の消防・基地病院ともにドクターヘリの役割について同じ思いでいることから、隣県にいっても壁を感じることなく活動できていることがわかりました。 これからも定期的に検証会を重ねて、より成熟した連携とともに良い成績を公表できるように努力していこうと思います。そして1日も早い北関東広域連携と本連携が一つになり(それに向けて連携マニュアルの内容はほぼ同じです)、さらに関東及び周辺県が一つの広域連携で活動できる日が来るようさらに働きかけていこうと思います。 今回会場となった埼玉医科大学総合医療センター病院長の堤晴彦先生から頂いた記念雑誌の中にも、今回の連携に向けての話し合いのことが取り上げられていました。埼玉県の思いに群馬県もしっかりこたえていけるようこれからもがんばります!

安全な観光地を目指して!~消防職員以外のランデブーポイント安全確保~

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町田です。 群馬県は昨年度ゆるきゃらグランプリでぐんまちゃんが1位に輝いたのにもかかわらず、毎年県の魅力度ランキングで最下位近くをうろついています。もちろん僕の出身地である北海道は1位の常連であることはとてもわかりやすいのですが、今住んでいる群馬県も結構良いところがたくさんあります。県北部には有名な温泉、スキー場があり、多くの観光客が毎年訪れています。 また赤城山、榛名山、妙義山という上毛三山といわれる比較的近郊にもドライブ、登山、冬にはワカサギ釣りのメッカになっている観光スポットがあります。 県北部には草津温泉、谷川岳、尾瀬など観光名所がたくさんあります。 赤丸の榛名湖、赤城山は近くて遠い場所・・・(詳細は以下本文中に!) スキー場や温泉地にドクターヘリが出動することが多いのですが、群馬県ドクターヘリ運航要領では「消防職員によるランデブーポイントの安全確保がないとドクターヘリは着陸できない」決まりがあり、消防署から現場までが遠いために安全確保の支援隊の到着に時間がかかりドクターヘリの機動性が生かせない状況にあります。 (*ちなみに右上青丸の“尾瀬”はヘリが着陸できる場所がなく、防災ヘリによる救助活動がメインになっています。) そのような状況を打破するためには「地元の皆さんにご協力によりランデブーポイントの安全確保」をしていただき、支援隊到着前にドクターヘリが着陸できるようにするためのシステム作りが群馬県、各消防局・本部、運航会社、そして基地病院の共同で始まりました。 「消防職員以外のランデブーポイントの安全確保」に関する講習プログラム(講義&実技)を受講し、県から修了証が発行されると「安全確保者」としてドクターヘリの着陸支援をできるようになります。 現時点で、西吾妻福祉病院職員、群馬県消防学校県職員、草津温泉観光公社職員の方が安全確保者として認定されています! 山間部がひろがる県北部ではこのような安全確保者のニースが高いことがとてもわかりやすい話ですが、実は2大都市である前橋市は赤城山、高崎市は榛名山という、ともに山頂に湖沼が広がりドライブや散策、そして冬にはワカサギ釣りのメッカになっている観光地があり、そこはヘリでは10分以内にもかかわらず支援隊が到着まで30分以上かかってしまう「近くて遠いスポット」になっています。 例えば赤

ご冥福をお祈りいたします。~ヘリコプター墜落事故対応~

町田です。 11月22日、群馬県安中市において小型ヘリコプターが墜落し2名の尊い命が失われました。 亡くなられた2名のご冥福をお祈りいたします。 尚、当院ではたかさき消防共同指令センターより当院ドクターヘリ通信センターに情報提供があった直後よりすぐに災害対策本部を設置して、高崎市等広域消防局、群馬県防災航空隊、そして群馬県ドクターヘリで協働して活動を行いました。 僕は院内災害対策本部長として、天候不良でヘリ活動の制限があった中でいかに早く傷病者に救急医を接触させるか、そしていかに早く現場に救急医を投入するかを大原則に、消防、各病院と協力して活動しました。 ヘリ墜落事故に対してヘリを用いて救助・救命活動をすることに虚しさとやるせなさを強く感じたのも本音です。 普段は当たり前のように安全にヘリに乗って現場に向かっていますが、あらためて空の安全に関してスタッフ1人1人が気を引き締めて、無事故運航を続けていくことを誓った1日でした。

「いのち」をつなぐ!~前橋市立桃木小学校で『命を育む講座』を行いました。~

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町田です。 当科では学校の児童や生徒の方々に「命について考える」様々な講演を行っています。 僕自身も2011年3月の東日本大震災の直前に初めて小学生を対象に「命の講演」を行ってからこのような機会を7回もいただいております。このような貴重な機会を提供していただく各学校関係者、保護者の方々に心より感謝しています。 今回は11月18日に前橋市立桃木小学校のオープンスクールの時に、5,6年生を対象にお話する機会をいただきました。 いつもはドクターヘリの話をすることが多いのですが、病院から比較的近い学校ということもあり今回は初めてドクターカーの話もしました。また初めての講演の後に体験した東日本大震災での災害救護活動から感じたことも小学生にお話ししました。 毎日命に向き合っている仕事をしているからこそ強く感じること、そして子供たちが元気でこれからも過ごしてほしいという思いを伝えています。 『人間は支えあって生きており自分や周りの人の命を大切にすること』、『いままで命をつないでくれた先人の方々に感謝すること』、そして『君がいることで支えられている命もあること』をお話ししました。いのちは縦にも横にもあらゆる方向でつながっています! 1時間という長い時間でしたが、最後まで一生懸命聞いてくれた児童の皆さんに感謝です。そして講演後の20分の質問タイムでは、たくさんの質問を頂きました。本当にうれしかったです。 このような活動は今後ともスタッフみんなで大切にして続けていきたいと思います。

『平成27年度第3回群馬県ドクターヘリ症例検討会』を開催しました。

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11月19日に当院において今年度3回目の群馬県ドクターヘリ症例検討会が開催されました。 今回も100名を超えたドクターヘリ関係者に集まっていただき、5事案についてディスカッションを行いました。 <事案検討> 『 救急救命士の拡大処置行為(心停止前輸液 )を施行 』 救急隊判断で有効と思われる処置は積極的に指示要請をかけましょう! 『 高崎ドクターカー とコラボした多数傷病者事案 』 早期の医療チーム指揮命令系統の確立と消防への認知が現場での混乱を防止します! 『 栃木県ドクターヘリ とコラボした 2 名傷病者事案 』 CSCA と TTT のバランスも大事です! 『RP にヘリ先着し救急隊で医療スタッフをピックアップして現場に 向かった事案 』 医療チームの早期傷病者接触が原則です! 『 ヘリ搬送か陸送か考慮す べき事案 』 決定的治療 開始 の遅延も防ぎましょう! 今回はじめて救急救命士の拡大処置行為についてディスカッションがありました。傷病者にとって良いと思われることを行うに当たり、傷病者からいかに所見をとるか、どのタイミングで医師に指示要請を仰ぐか、そしてどうしたら自信を持って処置を行うことができるのかなど活発なディスカッションが行われました。 また複数の医療チームが出動した際にスムーズに活動するための原則やコツ、また搬送先病院を早期に決めることの大切さ、そして傷病者数と医療チーム数のバランスによって活動方針も変化させることの大切さを共有しました。 ちなみに傷病者6名の現場に医療チームが2チームでた場合と傷病者2名の現場に医療チームが2チームでた場合で、各チームの行う活動内容や手順は大きく異なります。前者は災害対応のスイッチを入れますが、後者はあえて災害時のように指揮命令系統にこだわり過ぎず、それぞれが通常通りの活動を行った方が傷病者の現場離脱が早くなることがあります。 「早期医療介入」を大原則ですが、さらに病院での決定的治療開始時間もより早くするための活動が必要です。 今回の症例検討会では先日開催された第22回日本航空医療学会総会で発表した内容も交えておこないました。つまり群馬県もしっかり県をあげてoutcomeを公表することができるよう、参加者の皆様に協力をお願いしました! さ

『茨城県常総市での災害活動報告会』を開催しました。

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町田です。 前回、3日連続で群馬県防災ヘリ、高崎ドクターカー、群馬県ドクターヘリで出動した話を書きましたが、その次の日に病院ドクターカーによる災害派遣、前橋ドクターカーによる多数傷病者事案の出動がありました。ようやく今日は院内にずっといました・・・   昨日の夕方に9月に起こった関東・東北豪雨による日赤災害救護活動の報告会が開催されました。 急性期に出動した救護班から、撤収を担当した災害コーディネートチーム、そしてこころのケアチームなど、当院らしく様々な活動の報告がありました。     様々な時期に様々なミッションがあり、おそらく災害対応ではまったく同じミッションを行うことはないでしょう。だからこそこのような機会で情報を共有することは、これからの活動に大きな意味を持ちます。     いつでも被災地のそばにいます。そして何かあればいつでも手を差し伸べます。それが前橋赤十字病院の心です。 被災地の1日でも早い復興を願っております。

2015年10月 前橋ドクターカー活動実績報告(速報ではありません・・・)

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一昨日は群馬県防災ヘリ、昨日は高崎ドクターカー、そして今日は群馬県ドクターヘリで出動した町田です。 群馬県では病院前医療に関して空と陸の連携が各機関ともスムーズであるからこそ、このような時が時々あります。今月は前橋ドクターカーでの出動しており、1か月で4種類の乗り物で病院前で活動を行いました。ちなみに1日で防災ヘリ、ドクターヘリ、ドクターカーに乗ったスタッフもいます。 10月の前橋ドクターカーの活動実績を紹介するのをすっかり忘れていました・・・申し訳ありません。 10月から当院看護部のご協力により、フライトナースが日中にセカンドナースとして救急外来で勤務している日が増えています。その影響もあり10月は今年度で最もドクターカーが出動しました。とはいってもドクター側の体制がまだ整っておらずドクターヘリの補完事業の枠から脱却できていないため、まだたった11件です・・・消防、ナースのカーに向けての取り組みにドクター一人一人がもっと真剣に取り組まないといけません。   ☆前橋ドクターカー 10月活動実績☆         明後日(11/19)は当院において今年度3回目の群馬県ドクターヘリ症例検討会を開催します。関係者の皆様のたくさんの参加をおまちしております。  

『第22回日本航空医療学会総会』が無事に終了しました。vol.2 ~これからやるべきこと・・・~

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町田です。 11月6,7日に開催された『第22回日本航空医療学会総会』では、当院は学会の運営だけではなく発表もしっかり行っています。 今回はこれからフライトドクターを目指している3人の当科スタッフも発表を行いました。 <当院からの参加> 〇饗場庄一 元副院長(学会名誉会長) ・名誉会長講演  『御巣鷹山・日航機遭難生存者4名の救出をはじめ航空医療に関わった55年を回顧して』 〇中野実 院長(学会会長) 〇中村センター長(学会運営本部長) ・パネルディスカッション:広域災害時の空の連携  座長 〇町田(学会運営副本部長) ・パネルディスカッション:キーワード方式の功罪  『今の群馬県にキーワード方式導入は不可能である』 〇城田看護師 ・シンポジウム:フライトナース看護実践の共有  座長 〇小池看護師 ・一般演題:教育  座長 〇堀口医師 ・一般演題:災害・DMAT  『基地病院が異なるドクターヘリ、カーで対応した多数傷病者事案』 〇増田医師 ・一般演題:連携  『群馬県ドクターヘリの他機関との連携の歩み』 〇小橋医師 ・一般演題:疾患(外因)  『外傷性心肺停止の蘇生における、HEMSの有用性についての検討』 本学会初参加の増田先生、堀口先生(小橋先生は病院に直帰のため撮れず・・・)。 学会ホスト県として群馬県の病院前活動を紹介していくれました。 本学会においても各セッションともに活発なディスカッションがおこなわれており、とても盛り上がっていたようです。座長の先生方、全国から参加された皆様のご協力に心より感謝いたします。 僕が発表させていただいた「キーワード方式の功罪」というテーマで行われたパネルディスカッションも、かなりに熱く盛り上がりました。 「119番の通報内容に重症や緊急を示唆するキーワードがあれば即時にドクターヘリを要請するシステム」はいろいろな面で「功」があることは間違いありません。要請までの時間短縮や個人差が出ないなどなんとなくよさそうに感じるところですが、その「功」をきちんと証明できている施設は数限られています。 様々なディスカッションを行っている中であらためて感じたことは、やはりしっかりとした成績を出すこと・・・それを行わない限りドクターヘリのみならずあらゆる病院前に医

『第22回日本航空医療学会総会』が無事に終了しました。vol.1 ~御礼~

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今朝5時51分頃、薩摩半島西方沖を震源とするM7.0の地震があり、鹿児島県鹿児島市、いちき串木野市、南さつま市、屋久島町、佐賀県白石町で震度4の揺れを観測しました。またこの地震により、気象庁は種子島・屋久島地方、奄美群島・トカラ列島、鹿児島県西部に津波注意報を発表していて、この時間にはすでに津波が到達したところもあるようです。大きな被害の報道はまだ入っていませんが、注意報が解除されるまで十分お気を付け下さい。 11月6,7日に前橋テルサにおいて『第22回日本航空医療学会総会』が開催されました。 今回は当院が学会事務局として運営をすることになり、日航機事故の際にヘリコプターで現場に駆け付けた饗場庄一元副院長を名誉会長、中野実院長を会長として、事務局長の中村センター長を中心に約1年前から準備を始めていました。 中野会長より御礼の挨拶。 一つの会場でコンパクトに開催しました。 饗場名誉会長の講演も多くの方に聴講していただきました。 やや交通の便が心配な前橋市での開催でしたが、学会参加者も目標を大きく超えて500名以上の参加者があり、また前橋市も駅の大きな看板、通りののぼり、そして赤城の天然水や観光パンフレットの無料配布など様々な面で本学会をサポートしていただきました。群馬県からもぐんまちゃんの登場をはじめ多くのご支援を頂きました。 また本学会運営に関して企画から多大なるサポートを頂いたJTBコミュニケーションズのスタッフの方々、協賛いただいた各企業の皆様、後援していただいた消防庁、厚生労働省、群馬県警察、前橋市、日本赤十字社の皆様、そしてすべての皆様に心より感謝いたします。 大好評でした無料配布された赤城の天然水! 前橋市コンベンション協会から観光案内もいただきました。 駅の構内にもこのようなおおきな看板を掲げていただきました。 懇親会では大澤群馬県知事のご祝辞に続き、山本前橋市長より 航空医療への暖かい応援のご祝辞をいただきました。 ゆるきゃらグランプリ優勝の実力を見せてくれたぐんまちゃん・・・ 熱いディスカッションのあとの皆様のクールダウンに一役買ったようです(笑) 県内の企業による学会特製お弁当も大好評!  今回は~空の連携~をテーマに、シンポジウムやパネルディス

群馬県ドクターヘリ活動実績をホームページに更新しました。(ランデブーポイント@googleマイマップについて)

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Web担当の伊藤です。 前橋赤十字病院では、毎年12月の上旬に病院職員全員対象の忘年会を行っています。その参加応募の用紙が回ってくると、年の瀬が来るなー、と1年の終わりを感じてしまいます。 今年も参加応募の用紙が各部署に回ってきました。筆者はもっぱら参加費集金係りとなりますが、今年は自分も参加してみようかなー、と検討している今日この頃です。 さて、すでに病院はレセプト提出前の多忙な時期を終え、11月も中旬に差し掛かってきました。今年は、群馬県で第22回日本航空医療学会総会が11月上旬に開催され、当院中野院長が会長に任命されたため、当院からも多くのスタッフが参加しました。その準備、当日の会場運営、事後処理などに追われ、群馬県ドクターヘリ10月度活動実績更新が遅れてしまい申し訳ありませんでした。本日更新しましたので、よろしくお願いします。 今回は、ランデブーポイントで撮影した写真をたくさん掲載しております。 先日、このランデブーポイントの写真を掲載しているgoogleマイマップを編集したいとリクエストされた方がいらっしゃいました。 大変申しわけありませんが、マイマップのアカウントは筆者の個人アカウントを使用しておりますので、現時点では本人以外に編集の権限の許可は行っていません。 「その場所、違うんだけど」とか、「写真を掲載してほしいんだけど」などのご意見を受け付ける場所を設けていないため、現時点ではマイマップのリクエストはいかなる内容でもお断りしている状況です。 ご了承願います。 本日、前橋赤十字病院でBLS&AEDの講習が行われました。 それと同時に来年の募集要項も高度救命救急センターのホームページに更新しました。  急性期災害医療レベル1コースの募集要項も更新しておりますので、興味のある方は、合わせてご覧下さい。 G2010版BLS&AEDコース→http://www.gunma-redcross-icuqq.com/seminar/bls_aed.html 急性期災害医療レベル1コース→http://www.gunma-redcross-icuqq.com/seminar/ksic.html 本日のBLS&AEDの様子。終了間際に撮影したので、人が少ないですね・・・ 最後に11

地上ヘリポートは素晴らしい!~新・利根中央病院ヘリポート使用開始~

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町田です。 空になりすでに数の強い日が多く、屋上ヘリポートが使用できない日が増えてきています。残念ながら群馬県の4つの3次対応病院のうち当院を含めて2病院が屋上ヘリポート、1病院は病院とヘリポートの距離がかなり遠いという悪条件にあり、これから冬にかけての運用が厳しくなってきます。 そのような中で利根沼田地区の災害拠点病院である利根中央病院が10月初旬より新築移転となり、それに合わせて10月20日から病院併設ヘリポートが使用できるようになりました。 もちろんヘリポートは地上で救急外来入り口まで直接ストレッチャーで搬入可能です。   沼田市は群馬県北部の温泉地、スキーリゾート、そして尾瀬の玄関口でもあり、毎年多くの観光客が訪れるとともに残念ながら多くの救急事案も発生しています。この地域に地上ヘリポートを常設してある災害拠点病院が誕生することは心強い限りです! ちなみに現在建設中の当院新病院ももちろん格納庫、給油施設付きの地上ヘリポートを完備する予定です。それまでいろいろご不便おかけしますが、もう数年の辛抱です。

『第43回日本救急医学会総会・学術集会』に参加しました。

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みなさんこんにちは。白戸です。   10 月 21 から 23 日に『第43回日本救急医学会総会・学術集会』に参加してきました。今回は東京国際フォーラムで行われました。はじめていきましたが広いですね。初日は迷ってばかりで、なかなか行きたいところに行けなかったです。     <当科からの発表> 〇中村センター長 パネルディスカッション6:局地災害にいかに対応するか 『局地災害への対応-3種類のDMAT-』 〇藤塚先生 主題関連セッション:(シンポジウム5)学会主導他施設共同研究について考える 『アナフィラキシーにおけるアドレナリン推奨投与方法は、持続静脈内投与である』 〇小橋先生 シンポジウム1:集中治療は予後を改善するか 『重症敗血症診療におけるICU専従医の意義』 〇劉先生 主題関連セッション:(シンポジウム1)集中治療は予後を改善するか 『温泉溺水の重症呼吸不全に早期リハビリテーションを行い早期ECMOおよび人工呼吸器離脱を達成した症例』 〇白戸 口演:中枢神経 『重度高血圧を認めない可逆性後白質脳症症候群の一例』   さて、今回は珍しく私も演題発表をしてきました。 PRES という脳症についての発表でした。自分としてはまずまず珍しい症例報告として発表しましたが、座長の先生から言わせると「最近は有名になった」とのことでした。若干恥ずかしい思いをしながらでしたが、発表自体は問題なく終了しました。今後症例を重ねて論文発表までもっていきたいです。     ほかの発表で印象に残ったものは、「救急医の明日を語る」というワークショップでした。いろいろな意見がありますが、救急医は専門性がないと言われたり、夜勤が多いので若いときにしかできないと言われたりするので、将来に不安をかかえる救急医は少なくありません。そんな背景もあり、興味があったので参加しました。   過疎地や開業して救急医として働く方法もあるといった、珍しいパターンの意見も聞け、参考になりました。     今後の演題発表も含めて、学会に参加していきたいと思います。来月はアメリカの学会に行ってきます。 ======== 現在白戸先生は上に書いてある通り、『 AHA scientific sessions 2