「平成27年度医師救急医療業務実施修練」に参加しました。

藤塚です
救急医療業務実施修練のため、11/1213に「沖縄県立中部病院」で実習を。11/161718に都内で講義・ワークショップをおこなっていきました。


沖縄県立中部病院での実習では、病院の体制・地域の救急医療事情を聴かせていただき、実際の様子を見てきました。沖縄中部地域では、救急車のたらいまわしということは考えられないようです。どこの病院も救急要請を応需するそうです。実際、病院で実習をしていた救命士さんは、4年勤務していて、病院搬送の受け入れ拒否された件は0とおっしゃっていました。当県でも、専門でない等の理由で拒否され、病院選定に時間がかかっているケースをみることがあります。病院の努力等など、色々ありますが、とてもうらやましい環境です。

病院全体では、離島医療ができるように、初期研修教育にすごく力をいれていると思いました。患者さんを多く診察し、診て学ぶということを実践していました。確かに本で読む症候・疾患よりも、実際に診察することで何倍も勉強になることが、多々あります。

ERの先生たちは、最新知識を駆使しながら、より患者さんに苦痛なく、効率よく、効果的に診療・治療していました。どんどん新しい知識が必要になるこの分野は、勉強が必須だなと感じました。
沖縄県立中部病院
“ホットライン”


週明けに、今度は都内で講義とワークショップです。
参加者は、全国の私と同じ年代かそれ以上の先生たちでした。

医療に関する法律、メディカルコントロールについて、院内の救急・災害医療体制の整備についてなど、みなで自施設のことを紹介しつつ、よりよくするためにはと検討していきました。



年を重ねるにつれ、日常の医療だけでなく、病院・地域の救急医療制度を考え、行動していくことが必要になり、こういうことをしていくことが上級医になるのに必須なのだなと感じました。

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