『平成27年度日本赤十字社群馬県支部災害救護訓練』に参加しました。

藤塚です
10/342日間に渡り、『平成27年度日本赤十字社群馬県支部災害救護訓練』が開催されました。

1日目座学と実習、2日目は実働訓練となりました。
私は、1日目インストとして、2日目はプレーヤーとして活動しました。
今回は、医療・消防のみならず、警察の方も参加されとても有意義でした。

 


1日目は、災害時の活動はどうすればいいのかを、医療・消防・警察それぞれの立場から意見を出し合い、そして共通目的である『人命救助』を達成するためにはどうすればいいのかを話しあい、検討しました。

医療(病院・医師・看護師・ロジステックス)・消防・警察が得意とすること、不得意なことがあります。そこを補完しあえる活動ができれば、一人でも多く人命救助することができます。そのためには、お互いが思っていること、知らない部分を把握することが必要であり、それができたこの訓練はとても貴重でありました。
 
 
2日目は、前日学んだことの実践です。渋川の消防学校をお借りし、地震災害が起こり、建物倒壊が起こるというシナリオの元活動開始となりました。『展示型』の訓練ではなく、『ブラインド型』の訓練であり、そのシナリオを傷病者のみ決められていたようですが、そのほかは未決定のまま、ながれに任せてという形となりました。
 
実際、災害発生のちに各機関に連絡がはいり、災害メールが流れました。その後、各災害拠点病院からDMAT隊、前橋赤十字病院・原町赤十字病院から初動救護班が、実際の病院から自分たちの救急車・移動車両で現地まで移動。ドクターヘリも要請され、実際に現場にいって活動開始となりました。(私は田村看護師と一緒にドクターヘリから降りてきた医師・看護師役として活動開始となりました。)
 
訓練は2回行われ、1回目私は最先着隊として、消防・警察と一緒に医療の本部を立ち上げ活動しました。2回目は、中間到着隊として現場に入り、救護所運営のサブリーダーとして活動しました。うまくいった点もあれば、うまくいかずの点もありました。

反省点を次回(訓練であることを願います)に生かせていきたいと思います。


動態監視システムを使用し、後発隊がどの時間で到着するかを予測できました。
ドクターヘリも到着し、現場活動を開始。


これ以上の車両があつまり、活動しました。


最後に中野院長がおっしゃった言葉、『うまくいく訓練はだめだというが、そう思わない。訓練でできないことは、実際でもうまくできない』。これはその通りだなと。

今回、医療・消防・警察が一緒に活動できたことは、大きな力になったと、私は思います。

当院から参加の形成・美容外科部長 林先生。とても勉強になったとのことで、
次回は救急コースを受けてさらにレベルアップを図るようです!



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