命は引き継がれている・・・~終戦から70年~

町田です。
今日8月15日は「終戦の日」です。この日にいつも思うことがあります。



もちろん僕自身は戦争を直接体験したことはありません。
ただ僕の祖父母4人、そして両親は太平洋戦争をいろいろな形で経験しています。

母方の祖父は医師でした。銃弾が飛び交う最前線の部隊に同行したそうです。祖母は終戦間際で北海道にも空襲がたびたび起こる中、病院と防空壕を行ったり来たりしながら母を産みました。その頃、父は空襲のサイレンが鳴るたびに小学生ながら防空壕まで幼い妹2人の手をしっかり握って連れて行ったそうです。

祖父母はちょうど僕と同じ年くらいの頃でしょうか?そして両親はちょうど子供たちと同じくらいの年齢・・・もし今同じような境遇に立たされたことを想像すると本当に恐ろしいことです。


医師として遠く故郷にいる家族のことを思いながら兵士たちの命のために尽力した祖父の意思を継ぎ、そして必死になって家族の命をつないだ祖母や両親に心より感謝します。そしてそのようなつらい体験を聞かせていただいたことはとても大切であると感じました。


先の大戦では世界中で多くの命が亡くなりました。敵も味方もありません。1つのかけがえのない命が数多く奪われたことを決して忘れず、その当時必死に生きた方々から引き継がれた命を、今度は自分たちが子供たちやさらに先の未来の命に正しく引き継げるように、これからも子供たちに「命の大切さ」について語っていこうと思います。

亡くなられた方々の鎮魂と今なお世界中で続いている戦火が消えることを祈って・・・

コメント

このブログの人気の投稿

新年度集合写真

先日ブログでご紹介した新型コロナワクチン筋注方法について訂正があります

タカラトミーさんが当院を取材