群馬県・栃木県・埼玉県・長野県のドクターヘリスタッフが集結しました!~平成27年度第2回群馬県ドクターヘリ症例検討会~

町田です。
8月20日に『平成27年度第2回群馬県ドクターヘリ症例検討会&第1回群馬県ドクターヘリ安全研修会』を開催しました。あいにくの悪天候の中、今回も会場からあふれるほど多くの関係者に集まっていただき、県外からの方を含めて参加人数は150名を超えました。


今日はまず症例検討会について報告します。(安全研修会については明日報告予定です。)

まずは毎回恒例の活動実績からです。
直近1年と今年度の活動実績について、とくに今回は活動の『時間』に関することを強調しながら各消防本部・病院関係者と情報をシェアしました。

活動実績に続いて症例検討です。
今回は消防本部からリクエストを頂いた2事案と、群馬県を舞台に隣県2機のドクターヘリが活躍していただいた(群馬県ドクターヘリは絡んでいない)事案について取り上げました。

 特に隣県ドクターヘリに応援出動していただいた事案については、栃木県・埼玉県の両県ドクターヘリスタッフ、そして傷病者を受入した病院スタッフにもご発表いただきました。

まずは本事案が発生した館林地区消防組合より概要の説明です。
 

つづいて先着した栃木県ドクターヘリ 菊池仁先生より活動報告および課題点を挙げていただきました。


さらに応援出動していただいた埼玉県ドクターヘリ 安藤陽児先生より活動報告と広域連携の実情をお話しいただきました。


そして傷病者を受け入れていただいた太田記念病院救命救急センター 秋枝一基先生と埇田真彰看護師より、傷病者の経過報告と基地病院ではない受入病院からみたドクターヘリ活動へのご提案を頂きました。
 

皆様からの発表後終了後に、本事案の活動にかかわる消防からの疑問、各県ヘリ・病院からいただいたご意見に対してディスカッションを行いました。
症例検討会ではルールを新たに作ったり改定を行うことはできませんが、マニュアルを作成する際に想定されなかったことが起こったときにどのような対応ができるのか、現場から発信することと情報を共有することがとても大切です。

 

また今回は信州ドクターヘリ佐久 渡部修先生にもおこしいただき、他事案の検討で貴重なアドバイスをいただいたり、すでに群馬県ドクターヘリと群馬県ドクターヘリ防災ヘリの両機ともコラボをしていただいた貴重な経験をお話しいただきました。



各基地病院のフライトドクターだけではなく、フライトナース、事務担当者、そして県庁関係者にも集まっていただき、群馬県の関係者にとってもとても刺激をたくさんいただきました。そして県が違っても『すべては患者さんのために!』という熱い思いはまったく同じであることに感激した症例検討会となりました。


4基地病院のフライトドクターが集結!
そして隣県の行政関係者にきていただいたことはとてもうれしいことです!

<今回県外から参加していただいた方々>
・佐久総合病院佐久医療センター:渡部医師、砥石医師、永井様
獨協医科大学病院:菊池医師、魚住医師、寺内看護師
埼玉医科大学総合医療センター:安藤医師、内藤看護師、髙橋看護師
埼玉県庁:田中様、熊谷様
 ・児玉郡市広域消防本部:原様
症例検討会終了後に隣県ヘリチームと当県消防本部との交流がありました。
群馬県ドクターヘリの大切な仲間たち!

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