小学生と“命の平等さ”について考えました。~みどり市立笠懸小学校6年生『人権講和』~

町田です。

朝方に九州・四国地方を中心に震度5強の地震がありました。けが人が何人か出られたようですが、今のところ大きな被害はないとのことです。
また連日の暑さの影響か、今朝は朝から蒸し暑い状態で日中になり熱中症の患者さんがたくさん発生しているようです。自分の身を守るのは“まずは自分”であることを忘れずに、自分の年齢、体調に合わせた生活を送っていただくようご注意ください。



昨年も同校6年生に特別授業をさせていただき、その時は理科の特別授業を行いながら「命の大切さ」についてのお話もしました。

そして今年も昨年に引き続きまず理科の特別授業を行いました。
『からだのしくみとはたらき』というタイトルで、もともと授業で習った「呼吸」「循環」「消化」について、これらがどのように体の中ではつながって一緒に働いているかをお話ししました。そして生きていくために必要な酸素がどのように体中に運ばれるか話しをしながら、心肺停止の時の人工呼吸、胸骨圧迫の大切さを伝えました。


続けて今年は学校からあらたに頂いた「人権講和」という難しい課題に関して、ハンセン病やエイズという病気を題材に小学生の皆さんと『偏見と差別』について一緒に考えました。
偏見や差別は誤った情報や間違った思い込みから生まれることが多く、“正しい知識を知ること”が大切であり“命は平等である”ことをみんなで考えてほしいと伝えました。



2校時続けての特別授業とそれなりに難しい課題であったため児童のみなさんの反応が心配でしたが、授業の間のうなずきや驚きの声、そしてたくさんの質問をもらい、本当に充実した時間となりました。やはり子供たちの目の輝きに勝るものはありませんね!


子供たちにたった一つのことでも記憶に残って、なにかの機会で命について考えた時にちょっとでもお役にたてればうれしく感じます。
このような貴重な機会を与えていただいた学校関係者に心より感謝いたします。最後は懐かしの学校給食をごちそうになり、エネルギーチャージして次の仕事へ移動しました・・・(次回へ続く)


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