10月から『たかさき消防共同指令センター』が誕生します!

町田です。
群馬県は連日夕方から夜間にかけて(朝方も)特に山間部でものすごい夕立が降っています。
今朝出勤中に利根川を渡ったときに、ものすごい濁流で河川敷の一部が水没していました。この時期は急な落雷や川の増水があるので、とくに子供たちは十分天気の急変に気を付けて楽しい夏休みを過ごしてください。


ここ数年で消防本部の共同指令センター化が進んでいます。関東でも平成25年4月から千葉県で共同指令センター化が行われています。
☆千葉県の共同指令センターについて → http://chb1018.hs.plala.or.jp/profile.html
 ・千葉北西部消防共同指令センター → http://chiba-hokusei119.jp/
 ・ちば消防共同指令センター → http://chb1018.hs.plala.or.jp/profile.html

共同指令センター化のメリットは、複数の消防本部における消防指令業務(119番通報の受信、消防車や救急車の出動指令、無線通信の統制など)を共同指令センターで共同運用することで、業務の効率化を図り、大規模災害や同時発生の火災などに対しても、複数の消防(局)本部による迅速な応援体制を確保できるようになります。

群馬県でも11消防局・本部のうち県北西部6消防局・本部が、高崎市等広域消防局内に設置される『たかさき消防共同指令センター』で消防指令業務の共同運用を開始します。ちなみに組織名は『高崎市・安中市消防組合および5一部事務組合消防指令事務協議会』というそうです。


指令センターが設置される『高崎市等広域消防局』
いつもオープンな雰囲気で、僕も家族とよく遊びに行きます!
『たかさき消防共同指令センター』
現在急ピッチに共同運用に向けての作業が進んでいます。

今回は共同指令センターが設置される高崎市等広域消防局にドクターヘリCS2名とともにお邪魔して、『高崎消防共同指令センター消防指令業務に係る群馬県ドクターヘリとの意見交換会』に参加しました。
共同指令センターになったからといってドクターヘリ要請に基準や方法が大きく変わるわけではありませんが、無線の呼び出し名称の確認、要請ルートの確認、高崎ドクターカーとの併用運用に関することなど、共同運用開始時に混乱しそうなことについて意見交換を行いました。
また群馬県はドクターヘリ要請に関して県内全消防で共通の要請基準はありませんが、6つの消防局・本部の指令課員が集まることでより要請基準が統一化できる(個人差が出にくい)ようにするための方策などいろいろ話し合うことができました。
群馬県ドクターヘリ担当CS2名にも参加していただきました!

10月から12月にかけて5つの消防本部が段階的に共同指令化されていきますが、正式に10月からは『たかさき消防共同指令センター』として動き始めます。
どうしても最初は混乱が生じることが予想されますが、混乱をできるだけ少なくするために基地病院としても10月までに何度も話し合いを重ねてスムーズな運営の協力をしていこうと考えています。

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