「七人の侍!?」~初期臨床研修にメンター制度導入~

町田です。

当院は臨床研修指定病院で、毎年10名を超える初期研修医が当院を選択して2年間の研修を頑張っています。いまの新臨床研修制度になって気が付くと10年以上がたっており、古い体制で研修を受けた僕たちの世代も、研修医の教育について以前よりも深く考える時代になっています。

新臨床研修制度については正直いろいろなマイナスの意見があります。
しかしながら高度救命救急センター、基幹災害拠点病院である当院を希望してやってきた初期研修医は、やはりモチベーションが高いことも事実です。昔と違っていろいろと国(臨床研修評価機構)から厳しい制限があるなかで、その限られた時間の中でどれだけの経験ができるかは研修医自身にかかってくるところが大部分ですが、やはりそれを支える指導医も重要な存在になってきます。

当院初期臨床研修に関しては、以下のURLをどうぞ!
http://www.maebashi.jrc.or.jp/gakusei/details.php?eid=00003

当院には臨床研修管理委員会というものがあり、教育研修推進センターを中心に各科、各部署の代表者、そして外部の先生方をお招きして、初期研修医の育成について話し合う場があります(ちなみに僕は集中治療科・救急科の代表です)。
今まですでに100名を超える初期研修医を輩出した当院でもまだまだ課題がいっぱいあります。特に初期研修医が増えれば増えるほど、なかなか研修医の一人一人に目や手が届かなくなっている実情が見えてきました。昔のような「黙ってついてこい!」という時代ではありません・・・

そこで今年度新たに委員長となられた丹下副院長より『メンター制度』の導入が提案され、昨日の臨床研修管理会議において正式に採用が決定しました。
当院医師の中からメンターが7人選出され、23人の初期研修医を3,4人ずつ7グループにわけて、それぞれ1グループずつ担当することとなりました。
選出された7人は、高山先生(消化器内科)、浅見先生(整形外科)、大澤先生(産婦人科)、佐藤先生(総合内科)、柴田先生(麻酔科)、林先生(感染症内科)、そして町田です。各研修医の研修期間の『心技体』の充実のために「7人の侍」として活動し、最終的に初期研修医たちが自らの手で医師として成長できるよう見守っていこうと考えています!


ちなみにさっそくチーム町田で集まったときの集合写真です。患者さんのために熱い医療者の魂をもってがんばっていきましょう!よろしくお願いします。

コメント

このブログの人気の投稿

新年度集合写真

先日ブログでご紹介した新型コロナワクチン筋注方法について訂正があります

新たに6名の仲間が加わりました!~2016年度 新スタッフ紹介~