足を運ぼう!~顔の見える関係作りに必要なもの~

町田です。
花粉症に悩まされると春の訪れを感じますが、市内は暖かくても北の方にドクターヘリで10分も飛行するとまだ雪景色が残っているなんとも不思議な春間近の群馬の光景です。




定期的に顔を合わせることはとても大事なことです。つくづくそのことを感じる今日この頃です。

救急外来を始めた当時は病院前活動をあまり知りませんでした。救急隊の情報提供にも現場の様子のイメージがわかないことも。それでも救急車を受け続けて話をしていくうちに共通用語や共通認識が増えてきて、少しずつ病院前から病院まで連動した医療が提供できるようになってきました。
そして自分がドクターヘリで病院前に出るようになり、今度はいろいろな病院にドクターヘリの活動を伝えていく立場になりました。正直はじめはドクターヘリの活動を理解していただけず搬送先選定にとても難渋したことがありましたが、搬送のたびに病院のスタッフの方々と顔を合わせてお話しを繰り返していくうちに、いまではあらゆる病院にドクターヘリの受け入れを前向きにとらえていただけるようになりました。


昨年末に高崎総合医療センター救命救急センターのスタッフの方々と、高崎ドクターカー支援の縁もあり高崎で開催された懇親会に参加しました。群馬大学医学部付属病院救急部の先生方も集まり、とても明るい雰囲気でどても楽しい会でした。そして先日は太田記念病院救命救急センターのスタッフの皆さんと交流会を開催しました。太田から帰る終電がなくなってしまったためその勢いで夜中遅くまで語り合いました。(もちろん翌日の勤務に影響が出ない範囲で・・・)

群馬県にある4つの3次救急対応の病院のスタッフが集まったときに、必ず出る言葉は「群馬の救急をみんなで良くしよう!」です。ここ数年で明らかに病院間の距離がぐっと近づいた印象があります。
3次救急対応病院だけではなく、地域の病院が集まってその地域の様々な医療の問題を解決していく必要があります。各消防本部にも顔を出して、その地域のことをもっと教えていただきたいです。

顔の見える関係を築くために、もっと足を動かして皆さんのところに会いに行きたいと思います!

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