『医師救急医療業務実地修練』に参加しています。~“施設研修”編~

町田です。
この2日間、実家のある札幌に戻っていました。帰省ではありません・・・研修です!
まずは北海道らしい写真から・・・


厚生労働省医政局が主催の『平成25年度 医師救急医療業務実地修練』に参加しています。
この研修は、日常の救急診療能力の向上のみならず、地域救急医療の指導者となる医師を養成を目指すことを目的としています。
11/7,8の2日間は、全国12の救命救急センターに50名の救急医が散らばって“施設研修”を行い、つづけて11/11-13の3日間は“合同研修”としてで東京に全員集まってでディスカッションを行うことになっています。
以下の研修目標があります。
・救急患者の初期の診断・治療の理論と実際を習得する。
・救急処置を行ったtのちの患者管理の実際を習得する。
・救命救急センター等への転送の適用と、転送に際して必要な準備と処置を習得する。
・各地域における救急医療の実態を把握し、改善できる能力を習得する。
僕は特に4つ目のことに注目しながら研修に参加しています。


施設研修会場は『札幌医科大学附属病院高度救命救急センター』でした。
実家から路面電車で15分、小学生のころから立派な高い建物(実はその建物は医学部の方だった)として気になっていた大学病院にようやく足を踏み入れることができました。こちらの施設には札幌(北海道)、八千代(千葉)、神戸(兵庫)、浦添(沖縄)、そして前橋(群馬)の5人の救急医が研修でお邪魔しました。
忙しい診療のなかでたくさんの救急スタッフの先生方が、スタッフの構成、研修・教育・研究、地域連携、ER・ICU・手術室の運営、災害対応、そしてこの病院の大きな特徴であるE-CPRについて、丁寧に時間をかけて説明をしていただき、実際に施設の見学や初療の様子を見させていただきました。ちょうどドクターカーの搬入にも立ち会わせていただきました。


今日は成松教授直々にかけて地域の救急医療の体制や救命センターの方針についてたっぷりお話を聞かせていただきました。また昨晩はDMAT研修でもいつもお世話になっている丹野医長より懇親会のおもてなしをいただき、本当にいろいろなお話をさせて頂きました。
北国ならではの地域医療の特徴を学ぶことができたとともに、この2日間で特に印象に残ったことは『スタッフの温かさ』でした。目の前にいる重症患者を救命するために迷うことなく全員で立ち向かう姿に感動しました。
屋上ヘリポートから札幌市内を望む!
文屋先生お勧めのスープカレーのランチ!
懇親会では北海道から沖縄出身までバラエティーにあふれていました。
お忙しい中、丹野先生、喜屋武先生、ありがとうございました。


週明けに全国の救命センターを回った50名が集合して、熱いディスカッションが繰り広げられることを今から楽しみにしています。

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