フライトドクターデビュー!~原澤先生独り立ち~

町田です。

慰霊碑のある上野村
今日で日航機墜落事故から28年になります。
今年も御巣鷹山がある上野村の神流川では昨日は灯篭流しが行われ、今日は慰霊登山が行われます。
当院の救護班もこの事故ではヘリコプターで現場に出動したり、亡くなった方々のケアに多くのスタッフがかかわらせていただきました。当院の災害救護活動の原点でもあるこの事故がおこったこの日は、当院にとっても特別な気持ちになる1日です。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、あらためて今後の災害救護活動に精進していまなければいけません。



もう気温の話をするのは嫌になってしまいました。今日は雹が降るくらいの夕立もありましたが、その後もいまいち涼しくならず相変わらずの熱帯夜です。

暑い今週末2日間のドクターヘリスタッフはかなり体調的にも厳しい出動になったようです。
そんな状況の中で原澤先生が、いよいよフライトドクターとして独り立ちを果たしました。
母校の屋上ヘリポートにて・・・
ドクターヘリの基地病院として『ドクターヘリ活動の質を担保する責任』があり、そのためにフライトドクター、フライトナースとともに独り立ちに向けて厳しい基準が設けられています。
当院の最大の特徴としては、フライトドクターの同乗訓練までに『ER,ICU,病棟業務を責任を持つ立場で行えること』、『地域(群馬県&近隣医療圏)の医療事情に精通すること』、『災害初期対応ができること』という条件をクリアしなくてはいけません。逆にいうと同乗訓練を開始時点ですでに即戦力となれる状態にしています。
その分同乗訓練は30回と比較的少ない回数になっていますが、その30回の間では主にヘリ活動ならではの特殊性、無線の扱い方などヘリ運用面に重きを置いています。

原澤先生も30回の同乗訓練を終了し、そして中野センター長同乗による最終訓練も無事クリアして正式にフライトドクターとしてデビューしました。
 
 

現在原澤先生と同期の小倉先生も残り数回の同乗研修のみです。(勤務の都合上で同時デビューにならなりませんでした・・・)

この2人のデビューにより2010年度以来のフライトドクター10人体制に戻ります。ドクターカーが正式に導入されればそれに乗って出動できる医師も増えた事にもなります。
空から陸からセカンドスタッフの充実で重複要請の未出動を1つでも減らせることにつなげていきたいです。

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