BLSO Course@前橋日赤

町田です。
教育・研修コースでいろいろインストラクターをさせていただいておりますが、昨日は久しぶりに受講生としてコースに参加しました。
参加したコースは『BLSO(Basic Life Support in Obstetrics) Course』です。


白と黒のストライプ(写真中央やや左)の人物は
八戸市立市民病院ERの明石先生。
おそらく世界初のドクターヘリ内で出産に立ち会った
フライトドクターです。明石先生自身も現場でのご苦労が
あってALSOやBLSOに協力されているとのことです。
先日のブログで仲村先生が紹介した“ALSO(Advanced Life Support in Obstetrics)”は医療従事者の参加スキルアップやチーム力アップを目的としたコースですが、病院前であったり病院内でも参加の先生が到着する前に参加領域以外の従事者が出産などにかかわる機会が少なくないため、このようなコースができたとのことです。
BLSOでは主に①分娩(車内分娩)②妊娠外傷③新生児蘇生などを勉強しました。まず講義があって続けてそれに関するシナリオベースの実技があり、知識の習得がとてもしやすいコースでした。またインストラクターの先生方の大変熱心な指導にいかげで、実際に肩甲難産の分娩介助の際はコースであることは分かっていてもものすごい緊張感で大汗をかいてしまいました。全体的にはとても明るい雰囲気で楽しみながら勉強ができました。





館林厚生病院松本先生(写真左)と当科鈴木先生(写真右)
の協力のもと奮闘中の雨宮先生(写真中央)。
受講生は救命士12名、看護師3名、医師4名で、当科からは鈴木先生、畠山先生、雨宮先生と僕が参加しました。実際に救急車内で出産に立ち会う機会があった救命士さんもいました。また群馬県ドクターヘリでも出産や周産期の治療が必要な事案がすでに何件かあり、救急科医も必要な知識として今回受講させていただくこととなりました。









今回のコースを主催してくださった伊藤先生(写真中央やや左上)と
肩甲難産に立ち向かう当科畠山先生(写真中央)。
防災ヘリやドクターヘリをとても有効に活用してくださる西吾妻福祉病院院長の伊藤先生が本コースを群馬で開催することに尽力を付くしていただいたとのことで、心より御礼申し上げます。また本コースのために全国から多くのインストラクターの方に集まっていただき、本当にありがとうございました。









当院の“空飛ぶ産婦人科”鈴木先生ももちろん参上です!

実は現場での出産により多く遭遇しているのが救命士さん。
車内分娩の実技の研修で、難産の分娩、新生児蘇生を見事に成し遂げた、
渋川広域消防のスーパー演技派救命士チーム!

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