前橋市消防局との情報交換会!

町田です。
9月に入り残暑が厳しい日々が続いていて、再び熱中症の患者さんが増えています。
7,8月のころと同じように十分体調を管理してお過ごしください。


昨夜、当院基幹災害医療センターカンファレンスルームで、ドクターヘリに関する『前橋市消防局との情報交換会』を行いました。
屋上ヘリポートを離陸すると、
すぐに前橋市消防局が見えます。
群馬県ドクターヘリの基地病院である当院は前橋市の市街地にあり、前橋市消防局(いわゆる“消防本部”)も病院のすぐ近くにあります。そのような超地元消防でかつ多くの病院を抱えるところでありながら、ドクターヘリの要請数がとても多く特に現場出動の要請は群馬県内で最多です。しかも要請するタイミングも比較的早く、1分1秒でも患者さんへの治療を開始することの有効性を本当に理解していただいています。





ではなぜ情報交換会が・・・


白熱した激論が・・・いえいえ、とても友好的ですよ!
『Face to Face!』これが一番大事ですね。
出動数が多いからこそいろいろ問題点がわかります。そして近いが上での問題も発生します。
お互い目指すところは同じ“(ドクターヘリを)早期要請、(患者さんに)早期接触”ですが、消防側とヘリ側で若干の理解の違いがあったりしました。でも目指すところは同じなので、お互い顔を合わせてそこのところをうまく調整し今後の活動に生かしていうための集まりでした。

“ざっくばらんに・・・”という中野センター長の一言から始まりましたが、やはり熱い議論になりました。消防側とヘリ側とは限らず消防内でヘリスタッフ内でというディスカッションも繰り広げられていました。時計を見たらすでに2時間・・・最後は“これからもこのような会を続けていきましょう!”と笑顔での散会となりました。
お互い顔を合わせながらの会は本当に大切です。以前に桐生市消防本部通信指令課の皆さんと行った時と同様に、中身の濃い、そして充実感のあふれた情報交換会でした。

本日のフライトドクター中村先生とOJT内海先生。
さっそく前橋市消防からの要請に出動しました。
“救急隊現着前の要請”かつ“より直近への着陸許可の確認”という、
1秒でも早く患者さんに医療チームを接触させようとする活動が
ヘリが現場上空に達するほんの数分間で行われていました!


今月27日(火)に3か月に1度の『群馬県ドクターヘリ症例検討会』が開催されます。
今回は症例発表4例中3例を僕が担当することとなり、今その資料を作っています。2例は“ドクターヘリの要請が消防覚知と同時で本当に良かった!”という症例で、もう1例は前橋市消防局と群馬県ドクターヘリを悩まし続けるスポットである【赤城山山頂付近】での防災ヘリとのコラボ症例です。高崎市等広域消防局にも同様の【榛名山山頂付近】というスポットがあります。今度の症例検討会がこれらのスポットでよりスムーズな活動が出来るためのきっかけになってほしいと願っています。
また多野藤岡広域消防本部から“オリジナルのキーワード方式によるドクターヘリ要請”の発表があります。この発表は非常に興味深く楽しみにしています。

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