2018年1月24日水曜日

本白根山噴火対応について

昨日発生した本白根山噴火により1名の方の尊い命が失われました。心よりご冥福をお祈りするとともに、けがをされた方々の1日も早い回復を願っています。

前橋赤十字病院では本災害対応において、群馬県災害対策本部のもとに設置された群馬県DMAT調整本部、現場近くの西吾妻福祉病院に設置されたDMAT活動拠点本部に統括DMATを派遣し、そして患者さんの治療や搬送のために救急車やドクターヘリでDMATを派遣しました。
群馬県としてDMATは20チームの派遣、そして約1年前に厚労省より発出された「大規模災害時のドクターヘリ運用に関わる指針」に則って栃木県ドクターヘリにも参集していただきました。
また日本DMAT隊員養成研修の講師でちょうど当科スタッフがDMAT事務局にいて、事務局のスタッフの皆様、他の講師の方々のご協力を頂きながら周辺県のサポートもいただくことができました。


本災害対応に関する情報は県庁ホームページをご参照ください。
http://www.pref.gunma.jp/

今回の活動に対する関係各機関の多大なるご協力と、本災害に対する多くの方々のご支援に心より感謝いたします。

2018年1月22日月曜日

明日の朝も注意が必要です!~関東地方の大雪に関して~

町田です。
今日はみどり市内の中学校で講演がありましたが、天気予報を見て急遽スタッドレスタイヤ装着の病院車両でお邪魔しました。午前中はドクターヘリも出動できる雲の高さでしたが、昼過ぎに出かけた時は粉雪が舞い始め、講演が終わったときにはまさかの一面真っ白な世界でした!
また明日から都内の多摩地区で講習会に参加しますが、明日の朝の道路や交通事情を考慮して早めに都内に向かいました。

今回も前橋が最も多く降っている場所の一つのようで、22時現在で30cm近く積もっているようです。都内もびっくりするような銀世界です。

ニュースを見ると車のスリップ事故、立ち往生による渋滞が多数発生しているようです。ここ数年で何度か大雪を経験しましたが、同じような道路状況になってしまうのは残念です。

雪は未明にはやむようですが、明日の朝はまだ雪が解けずに残っていて、さらに凍結することが予想されます。
冬タイヤを装着しない車両での走行は言うまでもなく、なれない雪道やアイスバーンでの運転での事故に気を付けてください。人を巻き込んでから後悔しても遅いです。またこのような事故で道路がふさがれて、命を救うための緊急車両の通行が妨げられる場合があります。
またアイスバーンでの転倒による頭部打撲や骨折などの大けがに注意してください!

2018年1月21日日曜日

青と赤のヘルメット!~現場医療スタッフ派遣~

町田です。
明日は関東地方に雪の予報が出ています。事故やけがに十分注意して、さらに夏タイヤでの運転など決して危険なことをしないようにお願いします。
 
 
たまには小ネタも・・・ドクターヘリに搭載している赤と青の鮮やかなヘルメットの話題です。
このヘルメットは、ランデブーポイントからさらに現場へ医療スタッフが進出する際に、医療チームの頭部保護と視認性(赤:医師、青:看護師)を保つために装着します。

ドクターカーでも同じものを使用して出動しています。
患者さんが現場からなかなか救出できない状況であったり、現場近くに降りれるところがなくランデブーポイントから遠い場合などに、医療スタッフはヘリコプター着陸後に現場に向けてさらに消防車両や時に自らの足で走ったり登ったりすることがあります。


特にこの年末年始から群馬県ドクターヘリの要請タイミングさらに早まり、医療スタッフが現場に向かう機会が増えました。ちなみに個人的にはこの1か月でキャンセルを除く21回の出動のうち10回の出動でこのヘルメットをかぶって傷病者のもとへ向かっています。

このヘルメットをかぶって走っているときは、患者さんにさらに1分1秒でも早く医療を提供する意志の強い表れでもあります。

時には雪面を走ったり
スキー場に向けて雪道を駆け上がったり・・・
時には日没制限時間ギリギリまでヘリで送っていただき
さらにそこから現場へ進出!
 
ミッション終了後はローカル電車で当院に戻ることも・・・

2018年1月20日土曜日

“神経集中治療 up tp date:”~香川大学 黒田泰弘先生ご講演~

久野です。
116日、香川大学医学部医学系研究科 救急災害医学講座教授である黒田泰弘先生をお招きし、地域学術講演会を当院で開催しました。
香川大学医学部医学系研究科 救急災害医学講座 教授 黒田 泰弘 先生


まずは一般講演で、
「間質性肺炎に対し、トロンボモジュリンアルファを併用して加療した症例」
について話をさせていただきました。


続いていよいよ本題の特別講演!
「神経集中治療 up to date:臨床、教育、研究」
というテーマで黒田先生よりご講演いただきました。

長年に亘り神経集中治療に携わっておられる黒田先生の講義は大変興味深い内容でした。
特に、脳保護のために私たちも日常的に行っている低体温療法について、その黎明期からの成り立ちや変遷を豊富なデータと知見を元に解説いただき、とても勉強になりました。
また、神経集中治療において、チームとしての取り組みの重要性を強調されており、私たちも直ちに見習わなければならない視点でありました。


夜遅い時間の講義であったにも関わらず会場は満席。当院からも医師のみならず、多数のコメディカルスタッフが出席し、注目度の高さがうかがえました。
居眠りする暇もない軽妙なお話しで、かつ示唆に富んだ内容でしたので、1時間講義があっという間に時間が過ぎていました。

要所要所で当院の研修医の先生に質問を振っていただき、大家から学ぶ良い機会を与えていただきました。


遥々群馬までおいで頂きました黒田先生に感謝するとともに、早速、日常診療に生かしていきたいと思います。


2018年1月19日金曜日

「AMRM研修」に参加しました!

内海江里加です。
20171227日に「AMRM訓練@東京ヘリポート」に参加したのでご報告させていただきます。


“AMRM”・・・これはなんて読むのでしょうか??

実は私もこの研修に任命されるまで、知らなかったのです・・・。何を学ぶ研修なのかも・・?な感じでした。
これは“アムラム”と言うようです。AMRMAir Medical Resourse Management)の略で、ドクターヘリの活動における人的要因に着目した事故防止のための研修です。

 
4時間の研修でしたが、楽しくてあっという間に終わってしまった感じがしました。
 
前半の講義ではドクターヘリ業務における安全に関してのまとめや、飛行機やドクターヘリの事故事案の検証を映像で見たりしました。

近年、複数のヘリコプター事故がニュースで報道されています。ドクターヘリに従事している身としては他人ごととは思えず、常に危険と隣り合わせの危険な業務なんだな、と改めて感じました。

また、人の目の錯覚や注意力不足を認識させられるような“遊び”もしました。例えば、赤や青や緑という文字がその文字が示す色とは異なるフォント色で書かれていた場合、“文字”を読んでと言われても惑わされてしまいませんか??この“遊び”では頭ではわかっていても実際は簡単にできないんだな、ということを実感させられました。


後半は少人数に分かれグループワークをしました。

6人グループに分かれ、今まで実際にあったドクターヘリ事例を取り上げ、グループ内で問題点の提起や解決策を話し合いました。このグループワークの初めには自己紹介をする時間がありました。それぞれがくじを引いて、そこに書かれている動物のジェスチャーをして当てっこをした後に自己紹介をするというユニークなものでした。これをすることで場が和み、みんな和気あいあいと話し合いをすることができました。他職種の方の意見を聞くことで学べることも多くありました。


今後もドクターヘリの安全運用に加担できるよう努力していきたいと思いました。
そのためにはドクターヘリに関する知識を持ち合わせる必要があると思うので、今回の講習で一段パワーアップできたのではないかと思いました。楽しかったのでまた参加したいと思える講習でした!



2018年1月18日木曜日

「第1回群馬Critical Trauma Meeting」を開催しました!

みなさま、こんにちは。集中治療科・救急科、小倉です。
昨年128日金曜日に第1回群馬Critical Trauma Meetingを開催しましたので、そのご報告です。
この研究会は、同じく今年発足させた群馬外傷研究会(Gunma Trauma Research Investigators: GTR)という組織が主催し、群馬県の重症外傷診療について、症例を通して多職種でディスカッションすることを目的に設立されまた。
GTRにつきましては、大変僭越ながら、私、小倉崇以が代表世話人を努めさせていただきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
 
 
今回の群馬Critical Trauma Meetingでは、群馬大学附属病院救急科、群馬大学附属病院放射線科、太田記念病院救急科、そして当院集中治療科・救急科から1例ずつ症例が持ち込まれ、積極的なディスカッションがなされました。
外傷性大動脈解離を合併した際のTAEの是非、外傷性肝損傷に合併した胆汁瘻に対するマネージメント、重症骨盤骨折に対するTAE後に発症した臀筋壊死&ガス壊疽の一例、門脈圧亢進症に合併した脾損傷に対する門脈出血の診断とそのマネージメントについて、それぞれディスカッションしました。
どの症例も病院の枠を超えて白熱の議論が行われました。ディスカッションの内容につきましては、後日、GTRより研究会レポートとして各施設に配布させていただきます。どうぞ、御一読ください。
 
また今回は、群馬Critical Trauma Meeting初大会を記念しまして、日本医科大学附属病院高度救命救急センター救急医学講座講師であります横堀将司先生をお招きし、重症頭部外傷および神経集中治療につきまして特別講演を賜りました。
横堀先生は、群馬県前橋市出身の救急科医であり、群馬大学医学部を卒業後、日本医科大学の救急医学講座に入局し、マイアミ大学への御留学を経て、現職につき御活躍中です。このような大変御高名な先生に、初大会記念の御講演を賜るとは、我々は幸せ者です。
 
 
今後も群馬県の外傷診療の発展のため、Critical Trauma Meetingの開催や、外傷疫学研究の実施と論文発表、重症外傷関係の講演会の開催など、GTRは努力してゆく決意です。
今後とも皆さまの御指導を賜りながら、少しずつ、この日常をよりよりものにしてゆければと思います。何卒よろしくお願いいたします。

 

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