2017年5月29日月曜日

「スキンバンク摘出・保存講習会」に参加しました。

こんにちは、佐々木です。
524日、スキンバンク摘出・保存講習会に参加してきました。

場所は新宿の東京プラザホテル 42階…
おーなんと久々。こんな高いところからの眺め!」
窓からは東京都庁と真正面から対峙する形でした。噂の誰かが出てこないかなーと思いながら覗き込む、怪しいミーハー田舎者の私…黒塗りタクシーが行き来するものの、人がごみのように小さくて見えやしませんでした。

 
皮膚移植は歴史を遡ると25003000年前に皮膚移植が行われたところが始まりで(ヒンズー教典)、その後1950年以降にアメリカの熱傷センターを中心に同種皮膚移植が一般的に行われるようになったようです。
日本にスキンバンクが設立されたのは、1990年代になってからです。
 
同種皮膚移植は心停止した患者さんから皮膚を採皮し、熱傷などの患者さんに移植します。同種皮膚移植と自家皮膚移植(自分の皮膚から採皮し培養)を併用すると、上皮化が促進される効果があるそうです。
実際に、ろうそくの皮膚が服に引火し、385%と広範囲の重症熱傷を受傷した患者さんに同種皮膚移植と自家皮膚移植を行い救命した症例を提示して頂き、そのすごさを実感しました。
 
 
皮膚を提供して頂く場合、大事なポイントは3
 
    家族に対するインフォームドコンセントは主治医以外が行う!
患者家族の主治医に対する感情(「先生に良くしてもらったし…」等)が入ってしまう。主治医は臓器提供のオプション提示は行えるが、実際にインフォームドコンセントを行い、承諾を得るのは主治医以外となっている。

    ドナースクリーニングをクリアしている
年齢、不詳の死ではない、悪性疾患既往なし、感染症なし

    採皮は心停止後12時間以内が望ましい。


以上のポイントを押さえ、適応を見極めて、機会があれば行っていきたいと思いました。

2017年5月28日日曜日

「ABLSコース」を受講しました。

堀口です。
523日に東京で、日本熱傷学会ABLS特別委員会主催の第12ABLSプロバイダーコースを受講しました。
ABLSAdvanced Burn Life Support」で、熱傷治療のトレーニングコースです。もともとはアメリカ熱傷学会(ABA)が開発したコースで、日本では今のところ年1回のペースで開催されています。今回は救急医、形成外科医、皮膚科医など32名が参加していました。
http://ameriburn.org/education/abls-program/


コースは前半に講義、後半は模擬患者を使ったシミュレーション、そして最後に実技試験と筆記試験という構成です。
主な内容は、初期診療、primary surveysecondary survey、熱傷面積の算定、輸液量の設定、輸液量の調整方法、創部の処置、熱傷センターへの転送判断、吸入損傷、電撃傷、化学熱傷、小児の熱傷、多数傷病者の対応などでした。
コースの目的として、熱傷の専門施設でない病院でも、熱傷の重症度を評価し、適切な輸液療法を開始し、合併している外傷なども見逃さないように観察して、熱傷専門施設へ紹介できるようにということを目指しているように感じました。
コンパクトに1日のコースにまとまっており、勉強になりました。

朝一の講義で、講師の先生が “Good morning everybody, I am …”と話し始めたときは「むむむっ」と身構えてしまいました。3分ほどしたら日本語に戻してくださったのですが。。。
アメリカから移植しているコースでもあり、テキスト、スライドは全て英語表記でした。筆記テストも英語です。実技テストは日本語(^^;)
次回以降受講される方は英語に慣れておいたほうがいいと思います。


今年に入って当院でも重症熱傷症例が続いておりましたので、今回コースを受講する機会が得られて良かったです。今後の診療に生かしていきたいと思います。
余談ですが、3月まで前橋赤十字病院で仲間だった白戸先生と会場で再会し、驚きました。お元気でご活躍のようで良かったです。

2017年5月27日土曜日

「平成29年度群馬ヘリポート保安連絡協議会」に参加しました。

町田です。
なんだかすっきりとしない天気が続いています。梅雨の走りなのでしょうかね?
体調を崩さないように気を付けないといけませんね。


昨日は年に1度の「群馬ヘリポート保安連絡協議会」が開催されました。

群馬県ドクターヘリは群馬県警ヘリ、群馬県防災ヘリの基地であり、群馬県ドクターヘリも夜間・荒天時の駐機や給油を行わせていただいている、群馬県の空の要となっています。
群馬ヘリポート管理事務局(日本空港コンサルタンツ)の方々が主催で、群馬県交通政策課、群馬自動車燃料販売(燃料屋さん)、群馬県警察航空隊、群馬県防災航空隊、東邦航空(防災ヘリ運航担当)、朝日航洋、そして当院から僕が参加しました。

夕方に霞が関で行われた会議に出席しており会への参加は1時間遅れてしまいましたが、参加していた皆様とたくさんの交流を図ることができました。
ほとんどの皆様が顔なじみの関係になっており、来年度に新病院が完成してドクターヘリが群馬ヘリポートに行く機会がほとんどなくなった後もずっとこの関係が続けられるかは、中村センター長や町田以外の新しいヘリスタッフにかかっていることを強く感じました。
遅れての参加であまり食事がとれなかったので、延長戦で防災航空隊2年目同期飲みに参戦しました!公私含めてディープな話で盛り上がりました。


先日防災ヘリが就航20周年を迎えました。今までの活躍に感謝するとともに、これからもさらに協力して活動していきましょう。ちなみにその記念式典が来月群馬ヘリポートで行われるとのことで、ドクターヘリ出動がなければヘリスタッフも会場横から一緒にお祝いをしたいと思います。

2017年5月26日金曜日

“ぐんまちゃんバナナ”がドクターヘリを支えています!

日本で流通しているバナナは、まだ成熟していない状態で輸入され、日本で成熟させて出荷しています。実はそのバナナを成熟させる工場が群馬にあることを知っていましたか?
高崎市吉井町にバナナを成熟させる高崎加工場がありますが、昨年1月9日よりドールさんと群馬県がコラボして「ぐんまちゃんバナナ」が発売されました。
*詳細はこちら → http://drheli-gunma.blogspot.jp/2016/01/blog-post_7.html
            https://www.dole.co.jp/company_info/news/2016/news_0109.html

なんとそのバナナの売り上げの一部を群馬県ドクターヘリ事業に寄付していただけることになっていて、先日ドールさんより群馬県へ寄付金の授与をいただきました。
 
☆寄附授与式の様子☆


皆様から様々な形で群馬県ドクターヘリをサポートしていただけることに心より感謝いたします。皆様のその気持ちを救命・社会復帰率のアップという形でお返ししていきますので、これからも応援のほどよろしくお願いします。


ちなみに大学の部活時代に(尊敬する修造先生と同じ競技です)、試合が長くなるとゲームとゲームのインターバルにバナナのお世話になっていました。休む暇がない日当直中や暑い時期の出動のインターバルに、感謝の気持ちを込めてバナナで栄養補給をすることにします!

2017年5月24日水曜日

患者のもとに医療スタッフを送り込め!~「平成29年度第1回群馬県ドクターヘリ症例検討会」を開催~

町田です。お久しぶりです。5/8ぶりの投稿です。
急に夏のような猛暑になったと思ったら、梅雨の前触れのようなジメジメした天気になったりと、寝不足の僕にはきつい気候の変化です。でもそれに負けないように毎日筋トレして体力を維持しようと思います!それよりも寝た方がよさそうですが。。。(笑)


昨日、今年度初の「群馬県ドクターヘリ症例検討会」を開催しました。
今回も会場の用意した席に全く空きがないほど多くの方々にお集まりいただきました。
 

平成28年度の活動実績の報告に続いて、今年1~3月に出動した5事案について症例検討(事案検討)を行いました。前回に続いて埼玉県ドクターヘリのフライトドクター、そして今回は信州ドクターヘリ佐久のヘリチームの皆様にも参加していただきディスカッションに加わっていただきました。

1事案は消防の現場活動に警察官が協力したおかげで速やかな初療に結びついた症例で、警察とさらに連携強化するためにこれから何ができるかを考える良いきっかけとなりました。(群馬県の警察の皆様とは様々な場面で連携して活動ができてきている印象があります。)

他の4事案はすべて「医療スタッフ派遣」となった事案を取り上げました。
「患者が動かせなければ医療が動けばよい」という先輩基地病院からの教えを実行した重症呼吸不全の転院搬送事案、搬送先が決定しているバイタル不安定な患者の搬送中救急車にヘリスタッフを送り込んだ事案、多数傷病者発生現場に複数の医師を送り込んだ事案など、医療スタッフを患者のもとに派遣するメリット、そのメリットを生かすための上手な運用法について活発な意見交換がありました。

 また日本ではまだまだ少ない銃創に関して、以前にアメリカ合衆国のTrauma centerで働いていた先生より貴重なコメントを頂くこともできました。


本当に多くの方に参加していただき、今年度は第1回から様々な意見交換をすることができました。参加していただいた皆様に心より感謝いたします。

2017年5月23日火曜日

北毛地域の医療の要・・・~渋川医療センター支援~

こんにちは、藤塚です。
今回は北毛地域の医療の中核を担う「渋川医療センター」について、我々も少し救急医療のお手伝いをしているためご紹介します。

まず、北毛とは…
群馬県は地域区分として、大きく4つの地域に分けることがあります。その4区分の一つ、北部(沼田市・渋川市・北群馬郡・吾妻郡・利根郡 *時に渋川は中毛に含まれる場合があるそうです)をまとめて『北毛』と呼ぶことがあります。




その中核を担うのが、渋川医療センターです。
もともとは、国立病院機構西群馬病院と渋川総合病院が再編統合し、平成28年に開院されました。現在、診療科も26科となり、渋川医療の中心かつ北部から中部地区まで足を運ばざえるえなかった患者さんのための病院としても活躍されております。
 
 
我々も少しでも北毛医療の力になれるよう、救急外来のお手伝いをさせて頂いております。
重症患者を中心に扱う当院と違い、地域のために活躍されている病院だなと感じております。病院ヘリポートも整備されており、ドクターヘリとの協同もスムーズに行われております。今後も少しでも皆さんの力になれるよう、努力していきます。
 
 
All Gunma で、消防・医療(病院間)ともに協力していきたいですね。


*当科がスタッフ支援を行っている過去の報告はこちら・・・
・原町赤十字病院 http://drheli-gunma.blogspot.jp/2017/04/blog-post_22.html
・高崎ドクターカー http://drheli-gunma.blogspot.jp/2017/04/blog-post_28.html

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